衝撃的な内容だった...。
ドキュメンタリーでここまでガーンと来るのものは初めてかもしれない。
本作は、戸塚宏氏率いる"戸塚ヨットスクール"において発生した「戸塚ヨットスクール事件」から30年目となる2010年に撮られた東海テレビによるドキュメンタリー作品。
まず、戸塚氏やスクールの思想みたいなのものには全く共感出来ないし、見ていてゾワゾワする気分になる。
が、唯一戸塚氏の発言で共感できたのは、「根本を正さなかればいけない」ということ。
つまり、こんなゴミ溜めのようなスクールに通わざるを得ない日本の現状。
どうしてもやり切れない気持ちになってしまう。
また、一方通行のスクール批判ではなく、親やマスコミ、ひいては弁護士会についても批判的であるスタンスは本当に上手いなぁと感じた。
まぁ映画自体も恐ろしいが、さらに恐ろしいのはこのfilmarksの映画のコメント欄。
なにに喚起されたのか意味不明だが戸塚氏や体罰を肯定している人がいて気持ちが悪い。
だいたい、時に体罰を受けなきゃ子どもはダメだ、みたいな物言いだが体罰を受けずとも非行に走らない子どもだっているだろう(僕がそうだ)。
あんた等みたいな奴らのせいで子どもが死ぬんだよ、とつい憤ってしまう。