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少林寺への道のXXXXXのレビュー・感想・評価

少林寺への道(1981年製作の映画)
3.8
今から38年前、1983年くらいだったと思う。父親が見ていたテレビで見ていた、あるカンフー映画はなんだったんだろうとずっと長年考えていた。謎の針山に坊主が挟まれるシーンだけ覚えている、当時5歳でまだとにかく怖かった記憶しかない。
ジャッキーにハマる数年前。まだ香港映画なんて理解できる訳が無かった。それから時は流れ、今日判明した!!それはこの作品だった...。

明朝末期、父を殺され息子の小龍だけが残されて、少林寺に預けられる。そして時は経ち少林寺三十六房に挑戦する...。

チャウ・シンチーの『食神』の元ネタになった、金箔を全身に塗りたくった少林寺十八銅人が登場!他にも前述の針山や、インチキロボコップみたいな功夫人形など、
これぞカルト!というべきカンフー映画。

監督は、ジョセフ・クォという人で、キャリアの全て少林寺映画しか撮っていないかなりニッチな監督。
主演のカーター・ウォンは、なんと後年『ゴースト・ハンターズ』に出演し、主役とは思えない華の無さと、悪人ヅラが印象に残る←
とりあえず顔が怖いんだよ!アンタ!笑
相方は、ティエン・ポンという、昭和なイケメン。
唯一の女性キャスト、シャンカン・リンフォンは、女カンフースターとして凛々しい演舞を見せてくれます。
全員馴染みの無い顔ぶれだっただけに、新鮮に感じましたね。

『少林寺三十六房』は、同じ様な作品でもコメディタッチの明るさがあったけど、今作は大マジメにやってるから、余計に笑える!←

1983年と言うと、当時話題を独占していた、とにかくド派手なアクションとスタントで魅せる、『プロジェクトA』などのジャッキー映画や、当時人気だった、可愛らしいリー・リンチェイの『少林寺』シリーズなどと比べると、相当むさ苦しく暑苦しい、かなり濃い味付けのカンフー映画だけど、なかなか面白かった!
僕が香港映画の奥義を極めるには、まだまだ夜が足りない...。
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