料理人である池部良が最後殴り込みに行くのはまぁよいとして、死んでしまうのがあまりに哀れでなりませんでした。よくしてくれている親分が殺されたとはいえ、やくざや元やくざならともかく堅気の板前ですからね。コメディリリーフ役はこれまで途中で殺されて健さんの悲しみと怒りに火をつけるのですが、今回は死にません。7作も観てると死ななかったことに安心してしまいますよ。荒木道子が目の見えない女将を熱演でした。観てるでしょうけど、息子に観せてやりたいです。あと山本麟一ですね。ひねくれやくざの登場で映画がよりおもしろくなっています。これも熱演でした。