昭和残侠伝 死んで貰いますの作品情報・感想・評価

「昭和残侠伝 死んで貰います」に投稿された感想・評価

ベイビードライバー
健さんがかっこよすぎて目が離せなかった
刺青のまま温泉入れていいな
2015/2/20
ストーリーはいたってシンプルなので、映画としての感想というより、
・藤純子(現 富司純子)が可愛くて綺麗。着物姿の立居振舞に女性として憧れる。
・健さんと池辺良の着流し姿が、いい男過ぎる。今の30代の俳優でこんな大人の男の色気のある人いるかな?
・♪♪背中で泣いてる 唐獅子牡丹♪♪ 次のカラオケはこれでいこう!!
と本筋とは関係のないところで衝撃を受けた作品でした。
大学の授業で観て、こんなかっこよくて面白い映画があるのかと感激しました
『昭和残俠伝』7作目にして任侠映画の頂点。初めて観た任侠映画であったが、風間重吉=池部良の『血だな』というセリフと、藤純子の美しさが、健さん以上に印象深い。
マキノ雅広テイスト全開の色恋あり、人情あり、ムショから上がってカタギになるべく実家に帰り、盲目になってしまった母に対して息子であることを隠しながら板前の修業をする健さん。(勿論、板長は風間重吉)
しかし、なんやかんやで大人しくカタギにはさせてくれないのが渡世のつらいとこ、結局は自分たちの店を守るべく立ち上がってくれた親分を愚連隊まがいの新興ヤクザに殺され最後は重吉と殴り込みに行く。
あれじゃ可愛い奥さん(藤純子)が不憫でならねぇ
少し霧がかるくらい小雨の雨の中、殴られて佇んでいる高倉健と藤純子(違うけど)の出会いが素晴らしい。ヤクザはヤクザをやめられないという主題も良い。
いつみ

いつみの感想・評価

4.0
三島由紀夫が最後に観た映画だそうです。

毎度毎度ながら健さんかっこよかったー。
板前さん姿もステキです。

池部良さんのとった義理人情に重きを置いた行動が何から何まで男でかっこいい。

主題歌唐獅子牡丹も渋くてよかった。

このシリーズ、初めて観たけどめっちゃ良かったので、違うのも観てみよっと。
滝和也

滝和也の感想・評価

4.1
よっ!健さん!待ってましたっ!

最近観客が一緒に盛り上がってよい映画イベントがあるそうですが、これが作られた時代は画面に向かって叫ぶ方がいたそうです。ちなみにさすがにその世代ではありません。(笑)健さんの任侠映画は数あれど私のお勧めはこのシリーズ。

このシリーズ全部で9作あったかと思いますが、全部プロットは同じ!それでも全く飽きませんでした。基本はこうです。健さんがいる場所に毎回外道なやくざが何らかの利権を奪うため、嫌がらせの限りを尽くします。健さんは渡世の義理や素人さんや仲間に迷惑がかからない様に耐えます。更に外道が嫌がらせ・暴力の限りを尽くしますがとにかく耐えます。誰かが殺されたりどーにもならなくなり、遂に爆発!殴り込んで叩っ斬る!と言うお話
です。レギュラーは池部良。毎回ライバルや兄貴分として登場し、殴り込みにいく健さんに「ご一緒させて頂きます。」のセリフで同行します。このシーンを道行きと呼び、主題歌唐獅子牡丹が流れ毎回の名場面です。毎回ゲストキャラが豪華でシナリオに変化が生まれる感じがまたいいんです。

今回は富司純子さま。緋牡丹博徒のお竜さんとは違う可愛い芸姑さん役。健さんに惚れぬく白痴的なかわいさを持つ役です。柳の下での初めての出逢いから殴りこみに向かう健さんを見送るその台詞までまるで様式美を見ているかの美しさ。

今回健さんは博打うち、いかさまを見破って斬り合いとなり、家をあけることに。帰ってみれば父、妹は亡くなり継母は目が見えず、顔も知らない妹の旦那が老舗割烹を仕切ってます。彼の顔が分かるのは板前の池部良だけ。かたぎになろうと黙って働き始めますが、割烹を奪おうと外道が現れます。

健さんを付け狙ういかさまを見破られ手を不自由にされた壺ふりがまた泣かせます。こいつも男です。

また目の見えない継母との会話や健さんの態度も泣かせます。卵焼きがキーワードです。

何から何までまるで様式美のような話で昭和残侠伝はこの作品で完成したと言えます。監督は名匠マキノ雅弘。
男を見たければこれを見ろ!最後はやはりこれ!

死んで貰うぜ!
☆☆☆☆

花田秀次郎(高倉健)と、風間重吉(池部良)との敵同士(ライバル関係)を越えた、男の友情殴り込みシリーズ。

基本的に、シリーズ物として、浅草を舞台にしてのヤクザの利権争いや、弱いもの虐めに対して。我らが健さんが耐えに耐えて、最後に怒りを爆発させてカタルシスが発生する。

今作品がシリーズの中で若干違うのは…。

舞台が深川である。※1
秀次郎(菊次郎)と重吉は初めから師弟関係と云うか兄弟関係に近い間柄にある。
元々ヤクザ者では無く、ヤクザ稼業に身を落とした為に親から勘当を受けて居る身である。
組を背負う立場には無い…等々、細かい変更点は多いですね。

そんな中で、個人的に一番違和感を感じたのは、主人公である健さん(秀次郎)が、博打打ちであるところ。
シリーズとしての花田秀次郎とゆうキャラクターを考えると、少し違うかな?とゆう印象。
寧ろ、過去にヤクザとしての“痣”を持っている(作品中には描写されない)風間重吉のキャラクターにこそ、相応しい気がした。
そんな背景から、花田秀次郎と因縁を持つイカサマ壷振り師には、悪役専門の山本隣一が壷振り師としての意地を示す感情的な役柄を好演しており、確実に映画を面白くしている。
でも、クライマックスでの斬り合いの場面で、あっさりと右手を斬られてしまい、はいそれまで!は悲しい。

お金の工面や、怒りが爆発するきっかけとなる味方(または知人)の惨いやられ方等。本シリーズや、『日本侠客伝』シリーズお馴染みの展開が形を変えながら場面場面に応じて描写されている。
藤純子(富司純子)が着物を縫うの『は昭和残侠伝 血染の唐獅子』だし、殴り込みの前に2人が町中を歩く情緒溢れる場面に、風間重吉が刀の封印を切るのは確か『日本侠客伝』でも描かれていた。

1つ1つの場面だけを観ると、シリーズ作品・又はシリーズ以外の他の作品の中に特出した描写は在るけれども、一本の作品になった時に、この『死んで貰います』は抜群の面白さを放っている。

スケール感は他のシリーズ作品と比べると小粒だし、悪役側の描き方も他のシリーズ作品と比べると小憎らしさはやや弱い。
但しそれだけに、シリーズを通して大勢いた登場人物に対する描写を少なく抑えられた事で、プログラムピクチャーとして90分前後におさめる為の苦労は減り、秀次郎と幾江。また秀次郎と重吉とのそれぞれ恋愛描写や、お互いの信頼関係をじっくりと描ける様になっているのが大きい。

でも、長門裕之はある程度重要な役所だから、まだ良いとしても。突然無意味に画面に現れる津川雅彦の登場はちょっと…。幾ら身内だからって。

冒頭、銀杏の樹の下での藤純子との出逢いの場面。
シリーズお馴染みの「唐獅子牡丹」の歌に導かれ、風間重吉と覚悟の道行き場面。
狭い日本家屋を縦横無尽に暴れ・壊しまくり豪快に相手を斬りまくるクライマックス等々。名場面の目白押し。

「行くなとは申しません。生きて帰って下さい…」

藤純子のセリフがまた泣かせる。

これだけ書いてもあんさん「観ない!」と仰有る訳ですかい?

「死んで貰うぜ!」

※1 考えて見たら、シリーズ全作品を全て観た訳ではなかった。

(2009年6月7日 新・文芸坐)
藤純子が可愛すぎました!
我慢して我慢して我慢して、最後にはブチ切れる健さん、、最高です!かっこよかった!
あと長門裕之さんの江戸弁ていうんでしょうか、台詞回しがすごくかっこよかったです
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