例えばローリー寺西のような絵にかいたような中年ロックンローラー(レイン・ウイルソン)が主役。
｢俺はロックンロールな人生をとことん生きて成功するんだ！｣と世間の迷惑顧みず完全にロックだけに身も心も捧げ我が道を行く男。
たるんだお腹で中年汗を大量に撒き散らしながらスティックを振り回すドラマー。
人の家にやっかいになって食い物にも困っているのにドラム叩いている時だけは至福の表情になっている男。
こういうの純粋というんだか？単なるバカというんだか？
『フル・モンティ』(1997)でも情けないんだけど憎めない男を描いたピーター・カッタネオ監督。こういう男を描くのうまいですね。
汗だくTシャツのデブおじさんにキツく抱きつかれてもダイジョブな人にはオススメのコメディですね。
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