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ゴキブリ刑事のかずシネマのレビュー・感想・評価

ゴキブリ刑事(1973年製作の映画)
2.8
やってる事はリンチと殺人なのでともかくw、冒頭の画が良いなぁ。
冒頭だけでなく本編中も、結構遠くの方の景色まで見える場面がちらほらあって好きだった。
そしてクレジットが出ている場面での音楽もとてもお洒落。
渡哲也が初登場シーンで粉のコーヒーを水で溶いて飲んでたけど、あれはちゃんと溶けてるんやろか。

ゴッキーてまたえらい凄いタイトルをつけたな…と気になって鑑賞。
こちら漫画原作の作品との事だが、大幅な改変をしているらしい。
タイトルは「ゴッキーの様に踏まれたくらいじゃヘコたれないぜ!」的な…雑草魂的な意味かと思っていたんだが逆で、「社会に仇なすゴッキーを絶対許さないマン」だった。

内容は、ここに表示されているポスターだか円盤だかの画像から受けるイメージ通りの作品。
なので予定調和で退屈もする。
そして予想通りかなり無茶をしはるw
人の命が軽い軽いw 正当防衛とは。
特に工事現場のシーン、滅茶苦茶過ぎて吹いた。

これももう当たり前だけど(?)、加賀まりこが大変可愛い。

アパート?官舎?のベランダから隣の部屋のベランダへ行くシーンてスタント無しに見えたんだけど…「うわー危ない、うわーマジで!」と言ってしまったわw


渡哲也は役者として脂の乗った時期にこの手の役「ではない役」のオファーをマネージャーか誰かに勝手に断られていた…と聞いた事がある。
イメージ戦略ってあるけれど、それはそれで勿体のない事だ。
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