オーウェン

ゴキブリ刑事のオーウェンのレビュー・感想・評価

ゴキブリ刑事(1973年製作の映画)
3.0
石原プロ製作の東宝映画「ゴキブリ刑事」は、ゴキブリ(暴力団)退治の専門を自認する、人呼んでゴキブリ刑事の型破りな捜査活動を、ハードボイルド・タッチで描いた刑事アクション映画だ。

新岡勲の劇画の映画化で、石原裕次郎製作、渡哲也主演、小谷承靖監督。

破天荒なキャリアを持つ、通称ゴキブリ刑事こと鳴神涼。
その捜査のやり方は、激烈そのもの。
殴る、蹴るは日常茶飯事で、少しでも抵抗すると、平気で撃ち殺す。

麻薬を扱っているゴキブリどもを掃討するため、臨海工業都市に赴任して来たこの刑事、市政や警察ともつるんで、裏で麻薬売買をやっている鮫島工業の全貌を、例の荒療治で次々に暴いていくのだ。

しかし、渡哲也がいくら凄んでも、やはりカッコいいヒーローという感は免れず、ハードボイルド・タッチも不発気味だ。

恋人をくだんの刑事に殺され、彼をつけ狙う女に加賀まりこ、敵と通じている刑事に地井武夫が出演し、脇を固めている。
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