松長もんど

さすらいのデスペラードの松長もんどのレビュー・感想・評価

さすらいのデスペラード(1967年製作の映画)
3.5
”悪人が改心する”と言う展開の作品は、マカロニに限らずよく見かけるが、本作の主人公はぶっちゃけ”悪人か善人か良く分からない”のだ(笑)これにより、マカロニにありがちな抜けているとも見えるし、敢えて狙っているように見えると言う独特な雰囲気を醸し出している。

しかし後半に連れてストーリーが破綻してしまう点がどうも頂けない。
おかしな設定なんかは全くもって気にならないし寧ろ好きな方だが、おかしな展開、これは駄目だ。一気に冷めてしまう。

後半の詰めが甘い事を踏まえると、前述した独特な雰囲気の正体は、単純に抜けていただけなのかもしれない...笑