ひろパパ

若者のすべてのひろパパのレビュー・感想・評価

若者のすべて(1960年製作の映画)
4.2
ヴィスコンティ特集にて。ヴィスコンティ作品は『ベニスに死す』と『ルードヴィヒ』といった豪華絢爛な上流階級を描いた後期作品しか観たことがなかったが、下層階級の家族を描いた初期作品の本作はそれとは対照的な作品だった。若き日のアラン・ドロンが主人公の三男・ロッコを好演。ただの二枚目俳優ではないことがよく分かる。それにしても、次男の人でなし加減は半端ない。それをどこまでも許してしまうロッコに、良かれ悪しかれイタリア人にとって「家族」が持つ意味の大きさを感じた。
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