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ベン・ハーのshoryのネタバレレビュー・内容・結末

ベン・ハー(1959年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

とあるきっかけで鑑賞しました。
作品の前後と間にオーケストラが入って作品の世界にぐぐっと引き込んでくる演出は、とても贅沢で素敵でした!撮影に3ヶ月かけたという、競馬場のシーンは本当に圧巻でした!

聖書をオマージュした作品なので、罪と救済が分かりやすく描かれてたなぁと。
また、登場人物の台詞も胸に刺さりました。ベンハーに降り注ぐ数々の悲劇に立ち向かって、生き続けるその原動力は何なのか、そんな目線で見てました。

・憎悪は生きる力を与える
・憎しみは毒
・愛は恨みより強い
・偉大な権力とか偉大な感情とかは、誤りも大きくなるものだ。誤りによって進歩もする。

いつの時代でも人間は悲劇によって憎悪を生み、それとどう向き合うかが人間なのだなと思いました。折れそうな心に寄り添い、励まし、共に歩んでくれるのが救世主の存在なのだと。

またベンハーの窮地を救った様々な縁も彼の生き様が引き寄せたものだと思います。
私も自分の信念を強く持ち、出会った縁も大切に生きていかなければと思いました。
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