MinaMi

ベン・ハーのMinaMiのレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1959年製作の映画)
4.0
100本目のレビュー。
イエス・キリストと同時代に生きたユダヤの王子ベン・ハーの波瀾万丈な物語。
初めて観た時は勧善懲悪に感じた悪役メッサラだが、あらためて見返すとローマという大帝国を目の当たりにしてダークサイドに堕ちてしまった可哀想な男に感じる。今でも大企業にこういう人いるなぁ。ただ悪役が魅力的な分、逆転勝利がとっても痛快。
片脚で会うわけにはいかないと弱みを見せまいとする姿に悪役の矜持をみた。
前半の人生劇は神話的で面白いし、後半の盛り上がりと転調もいい。どうしてもあのお方のシーンでは泣いてしまう。
これは復讐劇ではなく、赦しの物語。

・脚本 8/10
・演技 8/10
・演出 8/10
・音楽 8/10
総合点 32/40
MinaMi

MinaMi