ヒュー

ベン・ハーのヒューのレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1959年製作の映画)
4.3
アカデミー賞で11部門受賞の不朽の名作。
これ程"超大作"という言葉が似合う映画は中々無いでしょう。
60年前の映画なんて…って思う方もいるかもしれませんが、違うんです!60年前だからこそ作れた映画なんです!

最近の映画だと、一部セットを作って後はCGで拡張って感じですよね。しかし今作の場合イスラエルやローマ、大競馬場などは実際のセットだから壮大さが伝わってくるんですよね…。それに加えて音楽も壮大すぎるのが良いんだよな〜(笑)
ド派手なシーンはもちろんですが、ただ街を映してるシーンだけでも規模の大きさが桁違いということが分かるはずです。

今作の見所は何と言っても、かの有名な大競馬です。ここを敢えてBGM無しで観客の歓声と馬の走ってる音だけにしたのは大正解だ。私の語彙力でこの迫力を到底伝える事は不可能なので、ぜひご自身の目でお確かめください。
そしてその後は一転、宗教色強め&スローテンポに。ここは好きになれない人も結構いると思います。正直自分も少しダレました。まぁ副題に"イエスキリストの物語"的なものはあったけどね。

212分という長さに見合った大競馬や海上での戦いなどのアクションあり、更には濃厚な人間ドラマもありの素晴らしい作品を映画館の大画面で、しかもたったの500円で観れて良かったです。
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