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殺人者はライフルを持っている!のKのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

常にカメラがイカレた殺人者のスコープ代わりになって、向けられた誰がいつ撃たれるかわからないので既にサスペンスとしても面白いが、殆ど自身を演じているボリス・カーロフが交わり、スクリーンの内側から現実へと放たれる銃弾に「映画より現実の方が恐ろしい」と打ちひしがれる終盤がとんでもなく面白い。しかもその殺人者も映画のカーロフと現実のカーロフの交錯に怯えて最後には縮こまってしまうのもめちゃくちゃ面白い。
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