経年変化

肉体の学校の経年変化のレビュー・感想・評価

肉体の学校(1965年製作の映画)
4.2
フランス版のイザベル・ユペールを遥かに凌ぐ岸田今日子の妖艶さ・ねっとりとした声質と山崎努の無骨な立ち振舞いが、勅使河原風のイメージ上で攪拌され、肉体的/精神的な解離を拒絶する。もうそれだけで大満足なわけです。
背後にカメラを置いて舞台空間を増築していく演出にも心踊った

@シネマヴェーラ