何もかもが究極的

サイバーネットの何もかもが究極的のレビュー・感想・評価

サイバーネット(1995年製作の映画)
3.3
Windows95が発売された95年公開の映画。インターネットという言葉が、まだ耳に新しくネット文化の創世記とも言える時代。そんな創世記にふさわしく、映画で描かれるネット表現の基礎を作った作品だ。ちなみに攻殻機動隊ghost in the shellも95年公開。
今から見ると表現に幼さが見えるのも、当たり前で題材として扱うインターネットが成熟していないからだ。さながら旧石器時代の様相を呈している。このヨチヨチ歩きの過程を経て、今があると思うと感慨深い。
作品のストーリー、役者の演技、演出の全てが幼いが、ここから全てが始まったと考えれば、これがあるから、今の洗練されたネットを題材にした映画がある事を素晴らしく思う。