故障した貴重なセクサロイドと同型機を求めオーナーのサムが向かったのは家電の墓場"ゾーン7"。しかし、そこは狂人レスターが支配するデンジャラス地帯だった。回収屋のジョンソンと共にゾーン7に侵入するサムだったが…。
「マッドマックス」的な荒廃した大地を舞台に、火炎放射器、対戦車ミサイルが炸裂し、超巨大クレーンが強力磁石でマスタングを宙吊りにするなど、大仕掛けなメカニック・アクションが展開。(パケ裏の解説文より)
上記のような解説やセクサロイドを探しに狂人犇めく危険地帯に潜入というトンチキな設定と期待値爆上がりで観賞に臨んでしまいました…。
前半はメチャクチャ良い!!
公開当時からは近未来の2017年が舞台ということもあり、サムの愛車や家、序盤で訪れるグルグル・クラブなどレトロフューチャーな雰囲気は◎!!そこからゾーン7突入後の巨大クレーンでの宙吊りやバズーカ、RPGの撃ち合いなどアクション的な盛上りも十分に有り!!
でも後半のレスターが出てくる辺りから急激に失速…。レスター一味の服装がアロハシャツやゴルフウェア的な格好だったり、車や銃火器も現代的と全然未来感が無い!!
銃撃戦も有るけど全然血が出ないし、カーチェイスも無い…。
「マッドマックス」というワードに引っ張られ過ぎて勝手に期待値を上げたのが悪いのですが、正直肩透かしというか何というか…。
更に全体的におふざけが無い感じというか、優等生が柄にもなくふざけた感じというか期待してた楽しさは亡かったかなと。
物語的にも相棒のジョンソンが女性(パッケージの人)という時点で結末が容易に想像出来てしまう…。
でもジョンソン演じるメラニー・グリフィスさんはメチャクチャ良かったです!!可愛さと格好良さのバランスが丁度良い!!
折角の面白設定なのに色々と勿体無い作品。