Junk Headのオマージュ元のひとつとして名前が挙がっており、気になっていたので視聴。
なるほど、ずっと世界観で殴ってくるタイプの映画。無駄を廃した超展開で進んだかと思えば、ストーリーには関係なさそうでも長尺で異星の異文化の様子を丁寧に描写する。ストーリーを追おうするとやや退屈だけど、その映像美を追うには情報量みっちりで見応えがありました。……映像美、というにはあまりにシュールではあったのですが。
人種や階級に対する風刺は分かりやすい描写ではあったものの、やはり社会主義と資本主義の当時の空気はいまいちわからないこともあり、詳しい解説を何処かでみたい気持ち。
ストーリーは終盤になってもなかなか収束しそうになく、投げっぱなしで終わるのかなと不安になりましたが想定以上にきれいにまとまったので後味もスッキリでした。シュールだけどほっこりかわいいおじさんたちのSFストーリー。クー！
