Shibawithbread

不思議惑星キン・ザ・ザのShibawithbreadのレビュー・感想・評価

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)
4.0
物語はロシアの街角で惑星から来たという浮浪者のような出で立ちの男の持っていた転送装置を使用してしまうことから始まる。

装置のスイッチを押した次の瞬間、彼らは一面砂漠の惑星キン・ザ・ザに立っていた。
星には身分制度があり、エツィロップ>チャトル人>パッツ人これらは識別装置によって判断されるが、主人公らはどうやら最下層であるパッツ人に分類されるらしい。
最初に出会ったチャトル人とパッツ人の芸人達と何やかんやしながら地球に帰ろうと頑張る。

星には独特の文化や制度が存在している。
•大抵はクーとかウーで話すけれども言語中枢を読み取って相手の言語で会話することができる
•パッツ人は身分を示すために鼻にイアリング型の鼻輪とベルをつける
•パッツ人が演奏する際は檻の中に入っている必要がある
•挨拶は頬を両手で二回叩き、両手を広げながら膝を外に向けつつ腰を落とす。「クー」と言いながらやる場合や、言いつつ両手を広げるだけの簡易版も存在する
•身分のあるチャトル人は黄色ステテコを履くことを許され、その場合、パッツ人から二回の挨拶を受けられる
•チャトルという価値によってやりとりが行われる
•移動装置は3回しか使えない

•ゲデバン君あんまり役に立ってなくてかわいそう笑
•「最期の息」と呼ばれる白い風船が墓とされているのがなんかエモい。ただ、最期の息にしては両手で抱えるほど大きくて肺活量…ってなった。物の例えなのだろうけど。
•ゲデバン君最後の方ずっと頭にくるくるペカペカするライトつけてて目立つ

2001年宇宙の旅は、人間の立ち位置が必ずしも地球のそれとは異なることを表現していたが、此処でも星が変われば階級が変わる。地球だけが星ではない。