不器用だった男が、天使のような奥さんと、会うことのなかった娘に自己満足で謝罪する話。
主人公は所詮何もしてない。ファンタジーな話にして何を思えば良いか。死者がきっと、、、主人公が男の方であれ、この物語は実のところ生きているものの願望を物語にしただけ。って当たり前か。
初見の感想はこんな感じで、ミュージカルになんでしたんだろうか?と言ったところだった。
この映画、フランス版の非ミュージカル「リリオム」を観て感想が変わった。あのしょっぱい感じがいいのよ!(笑)というかよっぽど現実的。そーだよねと共感もしたくもないけど、共感できる部分に自分自身嫌になるが。繰り返すが回転木馬(55)は生きているものがこうあって欲しいと思う願望なだけ。
ゴードンマクレー、先日観たドリスデイ作品のときには、まったくスケール感を感じなかった(というか、最初、回転木馬、オクラホマの主演と気付かなかった💦)が、いやーいいね!役にぴったり。ジョーンズの天使さ加減も良い。役柄はちょっと純粋さがいきすぎて恥ずかしさもあるが。
繰り返し観ると味わい深くなってきた。願いたい、それはそれで良いか。