うま

マルコヴィッチの穴のうまのレビュー・感想・評価

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)
4.1
マルコヴィッチの穴
一見ただの疑似体験。

ゲームの中に入って抜け出せない人のような体験を表してるかと思ったら

そうじゃない

自分とは多くの関わる人で形成されてる事を表してる。

主人公が敵意を持って操ろうとしたら15分で出るという言葉は

相手に伝わらない言葉を伝えても15分経てば吐き出されること

もし相手を考えた言葉であれば
伝えられた人の中に混じり
気づかないうちに、操ろうとした行動や思想に。

相手を考えない欲望だけを持って接すれば
遠く見ることだけの存在となる

俳優という仕事は多くの人間を中に入れて演じる仕事

人間の心情と俳優という仕事を
ユーモアあるギャグも入れながら表している

7 1/2というのも
人の心の半分は関わる人に操られている
44歳には人格が完全に形成される表現。
だからその日までに
性格を形成する上で
ずっと誰かの中で生き残りたいなら入らないと行けない
そのタイミングを逃せば
また赤ん坊を相手にしないといけない。

面白い!ユーモアある作品。
うま

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