ヤスヤス

マルコヴィッチの穴のヤスヤスのレビュー・感想・評価

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)
4.2
オープニングの人形劇。繊細な動きに加え、四谷シモンの人形のような妖しさも少し感じられ、釘付けになった。中盤、同じ動きをマルコヴィッチが再現するところも面白い。
穴発見前から登場人物たちの終始噛み合わない感じ、違和感満載の雰囲気が良い。7と1/2階というのも、ハリーポッターの9と3/4番ホームのようで面白いが、天井が低いオフィスで普通に働いているだけで、絵面が格段に異様になり、設定が効いている。
最後まで、どう展開するのか、どう着地させるのか、全く予想がつかない。脚本が素晴らしいのはもちろんだが、この難易度の高い役柄を演じきったマルコヴィッチは凄い。
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