トルーマンバロウズ

13日は金曜日PART25/ジャクソン倫敦(ロンドン)へのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

3.5
舞台はロンドン、この都市に住む殺人鬼ジャクソンは自身の醜い顔をホッケーマスクで隠しながら若者たちを次々と殺害していた。
そんなある夜、とあるパーティー会場を襲ったジャクソンはそこで盲目の女性シェリーと出会い・・・・。

殺人鬼としての宿命を背負って生まれてきた青年がとある女性と運命的な恋をする恋愛要素のあるB級スプラッターパロディホラー映画。
殺人鬼ジャクソンの設定はモロ13金のジェ◯ソンと一緒であるが、この作品は単なるパロディ映画ではなく怪物顔の殺人鬼と盲目の女性の運命的な恋を描いた少しだけ悪魔の毒毒モンスターと近いテイストを感じるなかなか出来の良い映画になっていた。
スプラッター描写もそれなりに気合が入っており顔面引き裂きや脳天直撃など本家と引けを取らない出来に仕上がっていた。
ラストの殺人鬼としての宿命を背負ったジャクソンが選択した逃れられない結末やその後の悲劇のような終わり方など、全体的に単なる殺人鬼映画に終わらない独特の設定が光る佳作であった。