shun

クリスマスに届いた愛のshunのレビュー・感想・評価

クリスマスに届いた愛(1985年製作の映画)
3.4
クリスマス映画探してディズニー+で検索してたら見つけた。
なんとついこの間配信開始されたそうで、そもそもVHSでしか発売されてないからフィルマークスのレビューの少なさも納得。
ディズニー+を通じて今まではほぼ観賞が不可能だった作品に手が届くようになるのはいいことですね

Christmas spiritをテーマにした家族の物語

主人公の娘の子がとてもかわいかったです。

1985年の映画だから少し今観ると首を傾げてしまうような場面もありました。
特に女性の描かれ方。
主人公のジニーは夫の解雇やそれによる引っ越しのため一人で働いて家計を支えてる。
職場の上司は意地悪だし夫も夫でのんきで、だけどクリスマスを大切にする家族想いな父親。
それに対してジニーはクリスマスの魔法を信じられない"可哀想な人"として描かれてる。

ここがちょっと納得がいかなくて、、
そりゃずっと働いてて夫が家事もしてくれないんだったらクリスマスを楽しんでる暇なんてないよなあと思ってしまう。
映画内では大人になるにつれジニーがクリスマスを信じる心を失ってしまったように描かれているけど、ただ周りの環境がそうさせてるだけなんじゃない?と。
夫が少しは職探し頑張るとか家事は担当する、とかしたらジニーにだって余裕が出来る気がします。

終盤色んな不幸が彼女に降りかかるのだけどとにかく可哀想で仕方なかった。
そしてそれらすべてが"クリスマスの魔法"で解決して全部が上手く行っちゃうラストもなあ、、

まあ30年近く前の映画にあれこれ言ってもしょうがないですが、時代とともに移り変わる価値観の違いを見ることができたという意味でも楽しめました。
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