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オペラハットのpluviaのレビュー・感想・評価

オペラハット(1936年製作の映画)
3.6
チューバ(金管楽器)のことばかり考えている主人公は、遺産相続でいきなり富豪になるがそこに興味はない様子。

スタートして直ぐにマイペースなキャラに好感を持ちました。大富豪になって身を滅ぼす物語りは多けれど、よくあるそれやドロドロとは違って3分の2はユーモアがあって良かったのです。
古典映画の名作だと感じながら鑑賞していました。

ところが、終盤3分の1でガラリと様相が変わり…。怖さ一色…。

『異邦人』のように型通りには振る舞わない人物を、病人に仕立て排除しようとする。抵抗する。
そこはいい展開だと思いましたが。前後関係も打開力も、やはり終盤3分の1は…。
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