チューバ(金管楽器)のことばかり考えている主人公は、遺産相続でいきなり富豪になるがそこに興味はない様子。
スタートして直ぐにマイペースなキャラに好感を持ちました。大富豪になって身を滅ぼす物語りは多けれど、よくあるそれやドロドロとは違って3分の2はユーモアがあって良かったのです。
古典映画の名作だと感じながら鑑賞していました。
ところが、終盤3分の1でガラリと様相が変わり…。怖さ一色…。
『異邦人』のように型通りには振る舞わない人物を、病人に仕立て排除しようとする。抵抗する。
そこはいい展開だと思いましたが。前後関係も打開力も、やはり終盤3分の1は…。