オペラハットの作品情報・感想・評価

「オペラハット」に投稿された感想・評価

ひけた

ひけたの感想・評価

3.9
スミス都に行くと似ている

フランクキャプラの映画

あったまる
田舎で平和に暮らしていた純朴青年が、億万長者の叔父の遺産を相続するために都会に出てきて金目当ての取り巻きの陰謀に巻き込まれていく。「スミス都へ行く」と同じ構造のストーリーだが、主演がゲーリー・クーパーで、割とハードボイルドなイケメンになっている。かっこいいけど、極端なやつで結構イライラする。しかし、フランク・キャプラって司法や議会のような制度を信じてないんだろうな。邸宅のオペラの展開とか中途半端で全体に雑な印象だったな。
2017.11.25 DVD(字幕)
kyon

kyonの感想・評価

3.5
本日はキャプラの『オペラ・ハット』。

田舎町の青年ディーンは突然巨万の富を遺産相続することになり、都会へ。
しかし都会には、彼の遺産を目当てに色々な思惑や誘惑が潜んでいる。その誘惑の1つが新聞社の花形記者のベネットによるハニー・トラップなのだが、女性と付き合った経験のないディーンは彼女に惚れ込んでしまう…。

というね、ああ、青年よ…となる始まり笑
その始まりから、事態は二転も三転もして、裁判沙汰になるのはキャプラっぽい。
善人が窮地に追い込まれてからの復活劇、勧善懲悪ではないけれど、『スミス、都へ行く』の前兆しかない。
田舎と都会の関係性もありそう。


若いゲイリー・クーパーがディーンを演じているんだけど、お美しい…、『モロッコ』から5〜6年して、良い年の取り方を…やっぱり体格が良いから、スーツがキマリますね。

ただディーンが善人設定なのはわかるんだけど、ちょっとどこか短気な雰囲気だったり、結構ボコッと一発くらわせたりしている感じがいわゆる典型的な当時の善人像だったのか気になる…。少なからず現代からしたらちょっと荒っぽいところもあるよなぁ、と。

面白かったのはベネットの描かれ方!新聞記者、っていくつかの作品でも見るから、女性が社会進出した中で就ける職業の1つだったんだなぁと思いつつ、キャプラ作品は女性が良い意味で強い気がする。情に厚い男性を支える女性の姿が後ろから、ってよりは横で、あるいは前から引っ張っていく感じ。

それとベネットがハニー・トラップ的な、自分の女性性を利用して自分の為に行動を起こす姿がなんだろう、良かった、自覚的で。
男性と平等を目指している途中のこの時代に、あえて自らの性を認めてからそれを自覚的に用いる部分にある種の映画における娼婦性を感じる。

ただベネットは新聞記者だから、他のレディと同様に帽子を被ってる。帽子もやっぱり記号だよね。

30年代特有のハイキーがベネットをキラキラに輝かせ、クーパーの美しさもより増量。笑

キャプラの傑作、『素晴らしき哉、人生!』までの伏線を拾い上げていく作業のよう。
積み重ねて、この傑作を生んだんだから、その積み重ねを観るのも面白いね。
pier

pierの感想・評価

4.6
誠実だけど垢抜けない役柄がクーパーにもってこいでした。
やっぱりキャプラ。
初フランクキャプラ。
若きクーパー、イケメンだ〜。

最後の畳み掛けが最高に気持ちよかったな、
邦題も的外れでなく洒落っ気ある。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

4.0
2015/5/28鑑賞(鑑賞メーターより転載)
鑑賞メーターも8年積み重ねて3000本の大台突破!ということで記念に敬愛するフランク・キャプラの映画でまだ観てなかったこの作品を鑑賞。突然遺産を相続して大金持ちになる事になった一人の男が都会へとやってくることでの騒動を描くが、極めて正直で感性豊かな主人公が下世話な方向に走らずに自分を貫き通すさま、そして世間の目にさらされて窮地に...というところからのスカッとする結末への鮮やかな切り返しも含め、頑固なまでに変わらないキャプラの前向きな人間賛歌の描写はこの映画でも全くブレがない。安心して観られる一本。
ゲーリークーパー目当てで見たけど、もっとクールで冷たい役柄の方が好きかな。好みの問題。。
Rinko

Rinkoの感想・評価

3.5
長いものに巻かれたり、欲が出たり、ついついしてしまうけれど、公平さや思いやりを忘れてはいけない。
掴んだチャンスをみんなのために使える、勇気と偉大さ。
キャプラさんの映画は説教くさいけど、生きていく上で大切なことを考えさせられる。
正直でうつわの大きな人間になりたいものです…
フランク・キャプラ監督作品。
『或る夜の出来事』の次の次の作品。
後の『スミス都へ行く』の元になったと思われる作品であり、『素晴らしき哉、人生』に繋がる、キャプラ節の原石的な作品。
古き良きアメリカを体現するような良き映画です。
にしで

にしでの感想・評価

4.5
「スワニー河」を歌ってから消防車に飛び乗るシーンの多幸感。裁判以降は若干失速する気が。
>|