オペラハットの作品情報・感想・評価

「オペラハット」に投稿された感想・評価

temmacho

temmachoの感想・評価

4.0
莫大な遺産を相続した田舎の好青年の騒動記。

大金には余計なものが群がるが、誠実で正直な人間には幸せが訪れる。

キレる男が似合う《ゲーリー・クーパー》と垢抜けた都会が似合う《ジーン・アーサー》がとても素敵でした。
No.98[えーっと、ZOZO澤社長ですか?] 70点

友達多いやつが勝利っていういつものキャプラ映画である。純朴で高潔で洗練されてない田舎者というステレオタイプが実に気持ち悪かった『スミス都へ行く』や、賑やか家族礼賛映画『我が家の楽園』など後のキャプラの"人間讃歌"映画の源流となった作品。しかし『スミス都へ行く』からは想像できないほど、主人公ディーズはしっかりしていて、しかも詩人でチューバ奏者で短気ときている。そんな田舎者が莫大な遺産を消費して行うのが貧民の救済である。恐慌で箚さくれた人々の心を癒やす映画なのだ。金持ち=鼻持ちならない、じゃあこういう金持ちが居てほしいよねよ、という貧民救済映画なのだよ。なんかZOZO澤社長の100万円ばら撒き企画やらバイトの時給賃上げみたいな話を思い出すわ。

癖を指摘されてそそくさと止めるモンタージュは可愛らしいが、ディーズが一笑い取る度に裁判官がガベルをカンカン鳴らすのが、どう見ても落語家が扇子をペチペチやるのと一緒で吹き出してしまった。
たしかに、ちょっとイラッとさせる言動はある。ゲイリークーパーが1000点過ぎて何でもオーケー
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.0
たしかにゲイリークーパーさんのあまりに立派な性格とか態度や体格とかも含めてチッと舌打ちしたくなる気持ちが湧いてくるな…。
詐欺師に初めて会った時にライミングを考えてたのにはあがったけど。
NYのど真ん中だろうに他の職業ではなく農夫が集まるの謎だったし今後農場を作るとしたら郊外になるだろうから結局街中には悪賢いタイプが残ることになるんじゃないか。
博士による図を使った躁鬱の説明も時代を感じさせて味わい深いけど老姉妹を笑うとこはイラっときたな。
ねぎお

ねぎおの感想・評価

4.8
初 フランク・キャプラ !!
二度目のアカデミー監督賞受賞作品です。
脚本はロバート・リスキン。

とある大金持ちの遺産が甥であるディーズ(ゲイリー・クーパー)に転がり込み、その金を狙うよこしまな連中とのいざこざは最後には法廷まで行くというお話。
コメディ色もある人間の心の豊かさを問う映画で、なかなか見どころの多い作品ですよ!
とてもじゃないが1936年に作られたものだと思えない。今でも通用する骨太な作品です!

ディーズに近づくベネット(ジーン・アーサー)は実は新聞記者。密着取材をするわけです。この<嘘から出た誠>というか<ミイラ取りがミイラになる>というか、この図式は後の名作にも頻繁に出てくる王道です。

これアダム・サンドラーでリメイクされているんですね。→「Mr.ディーズ」(2002年)ベネットはドリュー・・・ではなくてウィノナ・ライダー。
こっちも観てみよう。
ayumi

ayumiの感想・評価

4.0
ゲーリー・クーパー ってほんと格好イイな。。。(溜息)


モノクロ映画が観たくなってAmazonプライムに勧められるままに何となく鑑賞、、そしたら! まじで超絶ステキです。自分でもよくわかりませんが、何故か今さらゲーリー・クーパー にハマってしまった。。その切っ掛けとなった作品。


映画の内容も面白かったです。少女漫画の様なありえない設定に始めは軽い気持ちで観ていたけど、後半はけっこう社会派。偏見や価値観のちがいについて、今の自分たちにも通じる話だった。


話はもどりますが、このDVDジャケットの写真(ベンチでジーン・アーサーを抱きかかえてるやつ)とか最高。。
キャプラ監督作品で、少し前に観た「スミス都へ行く」と同じような形式の作品。純良で素朴な田舎者が、都会の悪いことを考えている人たちに騙されて都会へやってくるけれど、意外と切れ者でというやつ。
ゲイリー・クーパーがまだ若くて、めちゃくちゃ色男なんですよ。そして、可愛い顔で破顔する。一緒に観ていた母が、「この人があんな笑顔で笑うの初めて観た」というほど。救急車好きで、走っている車に飛び乗るほど好きだったり、階段の手すりを滑り降りたりと、行動がやたら可愛い。
後半に裁判(スミス〜は公聴会)があるのも似てるかな。ディーズが、彼に不利な証言をひとつひとつ覆していくのは、十二人の怒れる男を思い出す。観ていて、清々する映画ですね。
次郎

次郎の感想・評価

3.0
1936年の作品。前半部分は如何ともし難い感じで観ていたが、クライマックスの法廷劇はこれまでの演出の総括的役割を果たしており、クロノ・トリガーの序盤のイベントを思い出して面白かった。

それにしても、これまで「或る夜の出来事」や「素晴らしき哉、人生!」を観ていた時にも感じたのだけど、自分はフランク・キャプラの描く古き良きアメリカ、アメリカ大衆の理想像がどうにも苦手だ。この映画が公開された時期は世界大恐慌の影響で失業者が溢れ、大衆が素朴で真摯な人物像を求めていたと同時に、ハリウッドの映画産業が最初に頂点を極めた時代でもある。言わば王道が完成された時代であり、その代表がキャプラの作品なんだろうけど、その「真っ直ぐさ」が合わない訳で。とりわけ本作の露骨なポピュリズムやコメディ演出には閉口させられることが多かった。グーパンは気持ち良かったけどね。

どうしても文句が多くなってしまうけど、キャプラの作品は後味がとても良いのでなんだかんだで良い映画だなぁと思わせてくれるし、当時のアメリカと大衆の感覚を知るにはうってつけではあるのは確か。
影千代

影千代の感想・評価

4.1
1998
良き。初めて見るフランクキャプラ監督作。ウェルメイドとは聞いていたが、安心して楽しく見れる。
おばぁちゃん姉妹おもしろかった。
ジーンアーサーも美人でよかった。このとき30代半ば。
ただゲイリークーパー、最後のキスシーンちょっと下手じゃない?笑
しぇい

しぇいの感想・評価

3.6
現代から過去の作品を見て、「時代遅れだ」なんて言うのは傲慢なこと。

そう思いながら観てても、時代のギャップを感じた時に、「一瞬で冷めてしまう」ことがあります、残念ながら。

でも、フランク・キャプラの作品では、そんな思いを持ったことがありません。(まだ7作しか観ていないですが。)

人間にとって、普遍的な価値観を丁寧に真っ直ぐに描いているからだと、本作を観て改めて感じました。

そしてやっぱり、
フランク・キャプラは、終わり方がおしゃれ!
おばあちゃん2人が最高でした😆
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