オペラハットの作品情報・感想・評価

「オペラハット」に投稿された感想・評価

フランクキャプラ監督では『素晴らしき哉、人生!』と姉妹編。ゲイリークーパーが美しく、巨額の遺産が入った素朴で純粋な田舎の変人をアメリカの良心そのもので演じていて、彼の最高演技だと思う。それを最初は騙して記事を書いてた女記者をキャプラ組のジーンアーサーが演じる。『或る世の出来事』『ローマの休日』の逆バージョン。人を信じる事の尊さを描き続けたキャプラ監督の世界、大好きです。『天国から来たチャンピオン』とか影響されている。愛すべき脇役たちも素晴らしい。前澤社長同様、貧乏人に金を配る人はいつの世にも変人扱いされ、叩かれるという事か。
いかにもキャプラ監督らしいアメリカ的なサクセス・ストーリーである。少々無骨なゲイリー・クーパーの演技が愛らしく彼を取り巻くキャラクターが共々「善人印☺️」を発揮。しかし主人公の成功の裏には陰謀が…という毎度のパターン。後半にかけてハラハラさせる脚本の妙技よ。そして最後は見事な大団円。同監督の「スミス都へ行く」と併せて観るといっそう面白い「アメリカの自由と尊厳」を謳った古典的作品。時代を経ても色褪せることのないクオリティーの高さ。
nago19

nago19の感想・評価

4.0
善人がやられっぱなしでなく随所で小気味良い返しをする痛快コメディー。時代や人への風刺も散りばめられ見終わってスッキリ。面白かった。ゲイリークーパーカッコいい。オペラハットは折り畳みの観劇用帽子のことで、原作となった小説の題名とのこと。
前から観たかった映画。キャプラなので安心して観られる。
誠実な男が都会に来て、扱いやすしとたかをくくられるが実際には芯の通った曲者。スミス都へ行くに似た構成。
金持ちと新聞記者という関係はこの時代の映画でよく見るけどこの頃の王道だったのかな。
キャプラの描く善人はどれも本当に気持ちの良い善人で、やりすぎなくらいだけどそれでいて嫌味がない。
胸が締め付けられるような善意。
ryusan

ryusanの感想・評価

4.1
大金持ちの叔父の遺産を突如相続することになった田舎暮らしのチューバ吹きディーズ。しかしいつも通りの趣味の作詞にしか興味がない。都会の一部の人々は彼の遺産に群がり何も知らない田舎出とバカにするが、どうしてどうして、彼は優しさとウイットに富み、自分を馬鹿にするものは許さない誠実なしっかり者っだった。そんな彼に新聞記者のベイブが貧乏人と身分を偽り接近、彼をシンデレラマンと名付けて面白おかしく書き立てる。しかし彼の誠実な姿を知り次第に愛するようになる。ディーズも彼女を愛するようになるが、彼女の素性を知りすっかり落胆する。彼は都会には大恐慌で飢えに苦しむ多くの人々が居ることに気付き、彼らを救うため遺産を放棄しようとするが、彼の金を目当てにする連中に精神病扱いされ裁判にかけられる。果たして彼は自ら正常であることを証明し、街の人々を救うことが出来るのか?一世一代の逆転裁判が始まる。
 笑い、涙、人道主義、安定感抜群でユーモアとウイットに富むキャプラー節は観ていて心地良い。時代のフィルターにかけれれた何度観ても感動出来る名作。キャプラ監督はまさに初期の映画の一時代を作った監督の一人です。

タイムトラベル・映画情報のブログもやってますので宜しく。
http://blog.livedoor.jp/filmactors/
この年代で既にキャプライズムが出来上がってる。
1936年でこの映画はすごい。見れば幸せな気分になれる。

人を殴りまくる主人公。笑
ゲイリークーパー若い!
またジーンアーサー!
普通のラブ・コメディかと思っていたら、終盤の法廷シーンが鮮やかな出来で感動した。道徳的なメッセージも入っているので、驚くことに80年以上たった現代でも見事に通じるお話。金欲やマスゴミの異常さなど、考えることは現代の日本とほとんど変わっていないのが凄い。
途中はちょっと市民ケーンを思い出した(実はケーンよりもこちらの方が古いw)が、そこは裁判シーンからは枝分かれし、法廷物はたくさんの名画があるけど、こんな胸が熱くなるものがこの時代に作られていたとは驚き。脚本も練られていて、登場人物みんな個性的でも無駄がない。ハリウッドのヒーロー物の原型みたいな終わり方で、この映画もまた、現代の礎をしっかり作っていたんだなと思う。
法廷での精神鑑定士が出す資料のグラフがやけにしょぼいのが気になった(´・ω・`)。
やっぱり、フランク・キャプラ監督の映画は面白くて感動させられる。
主演もゲイリー・クーパー、ジーン・アーサーであり、最高だった!
タイトルだけ見てしまうと「オペラの話か?」と思ってしまうかも知れないが、恋愛ドラマであり人間のあり方を描いた物語である。

ある大富豪の交通事故死によって、莫大な遺産(2千万ドル)を受けることになった田舎に住んでいるディーズ(ゲイリー・クーパー)であるが、知らせを受けてもさほど喜ぶことはなかった。その遺産受取り手続きのために、ディーズはニューヨークに行くことになる。→これが原題『ディーズ氏、街に行く』である。
ニューヨークでは、相続者の報道合戦が始まっていたが、ある新聞記者の女性ベーブ(ジーン・アーサー)はディーズの家の前で倒れて彼に助けてもらって、暫くは行動を共にして、彼の記事を書いていた。「シンデレラ・マン」などという見出しを付けて…。
しかし、だんだんと二人の間に愛情が芽生えて来るのだが、彼の財産を狙う輩たちがディーズを財産管理能力の無い者と判定させようと裁判に持ち込むが……。

この映画、観ていて本当に楽しくなる場面が多く、良く出来たシナリオに基づき、フランク・キャプラ監督が良い雰囲気を描き出した佳作のひとつである。
この映画における少し鷹揚で愛嬌が感じられるゲイリー・クーパーは悪くなかったけれど、やっぱりこういう話(と興行)の為に撮られたような映画は好きじゃない。
kiki

kikiの感想・評価

3.8
主人公達は魅力的で、他も人も個性的で
思わず笑ってしまう様なシーンもたくさん
あって最後まで楽しく拝見しました♥︎
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