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オペラハットのryusanのレビュー・感想・評価

オペラハット(1936年製作の映画)
4.1
大金持ちの叔父の遺産を突如相続することになった田舎暮らしのチューバ吹きディーズ。しかしいつも通りの趣味の作詞にしか興味がない。都会の一部の人々は彼の遺産に群がり何も知らない田舎出とバカにするが、どうしてどうして、彼は優しさとウイットに富み、自分を馬鹿にするものは許さない誠実なしっかり者っだった。そんな彼に新聞記者のベイブが貧乏人と身分を偽り接近、彼をシンデレラマンと名付けて面白おかしく書き立てる。しかし彼の誠実な姿を知り次第に愛するようになる。ディーズも彼女を愛するようになるが、彼女の素性を知りすっかり落胆する。彼は都会には大恐慌で飢えに苦しむ多くの人々が居ることに気付き、彼らを救うため遺産を放棄しようとするが、彼の金を目当てにする連中に精神病扱いされ裁判にかけられる。果たして彼は自ら正常であることを証明し、街の人々を救うことが出来るのか?一世一代の逆転裁判が始まる。
 笑い、涙、人道主義、安定感抜群でユーモアとウイットに富むキャプラー節は観ていて心地良い。時代のフィルターにかけれれた何度観ても感動出来る名作。キャプラ監督はまさに初期の映画の一時代を作った監督の一人です。

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