LEE

仁義なき戦い 復讐・血の掟のLEEのレビュー・感想・評価

3.7
豪華キャストで贈る当時流行っていた黒社会ものの一本
監督劉家榮、アクション監督劉家良という事でなんで今まで見逃してたんだろうと思い早速鑑賞


劉家榮や劉家良が連れてきたであろうベティ姐さんや高飛、徐少強あたりのカンフー色強めな面子に加えてアンディ やアランタム、ミウキウワイ、コッキョン、マックスモク、ケントチェンといった実力派も勢揃いしていて見知った人ばかりなのでそれだけで僕は楽しかったです(監督も出演してるよ
だけどもこんだけキャストがいるからかも主人公サイドのアンディ、アランタム、マックスモク以外は結構雑な退場だし、最後に残る三人はあんまり前半出てこないのでなんかちょっと色々と薄いような気がした(多分マフィア大家族のお話をやりたかったんだろうなというのは伝わるけどもうちょい尺を伸ばしてしっかりキャラ付けした方が良かったかも…
ギャンブル好きの弟も暴露しろよとは思ったし、徐少強の選挙の話ももっとうまく取り入れられたらなとは感じた
それと香港映画にありがちだけどやってる側は真面目なんだけど、笑ってしまうシーンがあって船にいる母親が目の前で燃やされるシーンで、三人が必死にボートを漕ぐんだけどあのシーンはもっとかっこよくというか普通に撮れなかったのかなとは思ってしまったりした笑(まぁ実際自分があの状況だったらあの行動を取ると思うけども



アクションは劉家良と現代アクションの相性はお世辞にもよいとは言えないので心配ではあったが、彼の現代アクションの中では一番好きなものに仕上がっていた
肉弾戦は最後にしかないけどもテンポもよくこれぞ80年代香港アクションといったところで楽しくみれた
それと最後のカチコミの時のガンフーなアクションもとても新鮮で良かった
でもアンディの足悪くした設定はどこにいったんだろうか…笑


映画としてはまぁまぁの域は出ないんだけど香港映画ファンとしては色々拾う部分の多かった一本
キャストで惹かれた方は見てもいいかも
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