キミシマユウキ

フレンチ・コネクションのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)
3.5
犯人逮捕の為なら荒っぽい手段も厭わない麻薬捜査官のポパイことドイルは「フレンチコネクション」という組織を追い始めるのだが……

実在の事件を元にした同名ノンフィクション小説が原作のハードボイルドアクション映画。
アメリカンニューシネマの代表作の一つ
アカデミー作品賞他五部門受賞!!
主演はジーンハックマン!!
好きな要素しかなかったので早速鑑賞。

思ったより淡々としていて地味な印象。

1時間40分くらいの尺の中、前半1時間ほどはひたすら犯人達を捜査&追跡する過程を丁寧に映していくので正直退屈な印象だった。
しかし後半一転して始まるカーチェイスや銃撃戦は素晴らしい!
そこで気づいたのだが、全編通して伝わってくるライブ感というかリアリティさの原因はオールロケ&ノースタントでの撮影による効果なのだとか!
どおりでスタジオ手作りっぽさがないと思ったらそういう仕組みなわけだ。
ストーリーも実話を元にしている分ぶっ飛んだ展開にならないところがまたいいのでしょう。

主演のジーンハックマンは荒っぽいキャラも良く似合う!
最近は『スーパーマン』シリーズのレックスルーサーばっかり見てたから正義の味方いう立ち位置に見慣れるのに数分かかったけども(笑)
相棒役はロイシャイダー
『ジョーズ』で主役やってた人という印象しかないです。以上。

まぁ後半巻き返したとはいえ、ニューシネマらしい微妙な後味の終わり方と淡々とした構成がそこまで自分にハマリきらなかったのが残念。
アカデミー賞かなり受賞してるが理由がイマイチわからないのはまだまだ勉強不足だな……

実話を元にした映画が好き、ジーンハックマンの荒くれデカっぷりが見たい方、そしてライブ感満載のカーチェイスが見たい方にはオススメの作品。