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フレンチ・コネクションのるのレビュー・感想・評価

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)
5.0
「恐怖の報酬」完全版を観て面白かったので、ウィリアム・フリードキン監督のおススメ作品を鑑賞。
ロイ・シャイダーは本作にも出てるんだね。

最高に面白いっ!
こういう頭を使った攻防戦、好き!
音楽の使い方も好きだな〜。

尾行のシーンは街の雑踏や音楽でセリフが全く聞こえないのが、リアリティがあってドキドキ!
高架下のカーチェイスは迫力満点!

薬が見つからなかったときのドイル刑事のなんとも言えない失意の…でも諦めきれない顔〜からの、ラソー刑事の重量の気付き!ナイス!
こんな感じも好き。

最後、橋を封鎖してシャルニエの車を追い詰めたときのドイル刑事の手の振り方!
電車でやられたときの仕返し。
してやったり!笑

でも、悪を退治してめでたし!ってわけではない終わり方がちょっとすっきりしないけど、これが実際に起こった国際麻薬犯罪事件ということかぁ…。



◆特典映像
《フリードキン監督の音声解説》
おもしろいっ!興味深すぎる!

影響を受けたフランス映画。
「勝手にしやがれ」「Z」
カーチェイスは「ブリッド」。

今作の音楽は「ドンエリス」。

セットは使わずに、現場ですべてロケ。
長い間、実際の取り締まり手入れに同行したりして、事件の表と裏を熟知して作品を作った。
原作は読んでいない。
ハックマンが演じたご本人「イーガン」が撮影に立ち会い、上司役で出演。
また空港で追う刑事役は、ラソーのご本人「サニー・グロッソ」。
ぶっつけ本番。
誰がどう動くかわからないのをカメラが追う。
この撮り方がドキュメンタリータッチ。
通行人はたまたま歩いている本当の一般人。ほとんど1〜2テイクでやった。

車の白いハットの意味は、仲間に極秘任務中だと知らせるもの。
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