それぞれの恋愛模様。キース・キャラダインの美声を堪能しながら綴られる孤独な男女たちの出会いやすれ違い。首の皮一枚で繋がったような愛の形。いきなりカメラ目線のジェラルディン・チャップリンは佇まいや歩く姿、その存在だけでネジの外れた女性なんだと一発説得力だけれどの夫のハーヴェイカイテルのせい。(グレタガルボの椿姫に憧れるチャップリンさん、「愛を殺さないで」でもグレンへドリームのスカーフ巻きをみて「グレタガルボかと思った」みたいなセリフがあったそういえば)一番お洒落なローレン・ハットンはフォトグラファー。汗かくのが嫌で上半身裸で家事する頭の弱そうなメイドはシシー・スペイセク。そしてサリー・ケラーマンというアルトマン組ががっちり出演。ヴィヴェカリンドフォースも出ている。憧れ詰まりすぎの70年代のロス、ハリウッド周辺。ぐいぐい差し込まれる音楽がトゥーマッチだけどこれがルドルフ節。それぞれの愛をメロウな気分で浴びるのみ。最高です。the heart is lonly hunter.