このレビューはネタバレを含みます
懐かしい。子供の頃はなんだかほとんどよくわからないで観ていたから場面場面でおぼえていた。
根底でずっとくすぶっていた、嫌な感じ。
最近になってフェミニズムを知って、だんだんわかってきた気持ち。
この映画を、ほとんどよくわからないで見ていた子供のときに、すでに感じていたんだということが、よく理解できた
人魚やティンカーベル、ウェンディたちの「女」の描かれ方
男の子と女の子を明確にわけ、男子にはピーターパンのような奔放さを肯定し、女は嫉妬にまみれ、陰湿ないやがらせをするステレオタイプ。
女子にはmotherの役割を担わせ、憧れさせ、男子に混じって踊ることは許されず、女子は我慢しながらたきぎを運ぶ。
「インディアン」たち少数民族の描かれ方も。
当時から違和感があって、それがようやくわかる時代と年齢になれたことが嬉しい
ネバーランドは、勝手に「子供たちの国」というイメージだったけど、フックはじめむちゃくちゃ大人いるやんね
どういう楽園をえがきたかったのか。