このレビューはネタバレを含みます
プテラノドン
〜プテラノドンとは言ってない〜
地震の影響でなぜか復活したプテラノドンが(笑)群れをなして襲ってくるモンスターパニック!アクロバット飛行でミサイルだって避けますよ😃
原題からしてプテラノドンではなくプテロダクティルスっていう翼竜なのかもしれませんが、吹き替えも字幕もプテラノドンで通してるんだから信じるしかありません🤣
監督はなんとあの名作コマンドーのマーク・L・レスター監督です。C級クソ映画確定のところを、その手腕でそこそこ見れる娯楽作まで押し上げています。
本作の良いところはプテラノドンを出し惜しみしないところです。CGの完成度は教育番組レベルですが、その代わりバンバン出てくるし、グリグリ動くし、ガンガン人間と戦うんです。質感の悪さの割に動作は割と自然で、特殊部隊との戦闘は一見の価値あり。意外にグロいのも高得点!
キーワードは「鋭利なプテラノドン」🤣ポロリはないよ。
⚠️以下ネタバレです⚠️
プテラノドンの攻撃力が高すぎ!お前はギャオスかよってくらいの切れ味です🤣
🎬ヒロインか素敵、主人公はクソ
教授に一途な大学院生が個人的に大好きでした。一途って素晴らしいと思う😃
しかしあんな性格の悪いクソジジイの何が良かったのか不思議。学生が2人も死んでるのに研究を優先しようとする姿は完全に悪役ですよ。政府の警告を無視した上に、それを仲間に教えないのも酷い。
加えて後半の手のひらの返し具合もやばいですよね。世紀の大発見だと騒ぐ学生に対して、「お前は友達が死んでなんとも思わないのか!」的なことをぬかします。
ブーメランがでかすぎる!さっきまでお前も言ってたよ!?🤣手のひらを返しすぎて掘削ドリルになってます。さすが古生物学者。便利ですね。
🎬一応ちゃんと工夫された戦闘
クソ映画でよくあるのが、中空に向かって虚しくマシンガンを連射するだけの、工夫のない単調な戦闘シーンです。本作の戦闘シーンはなかなか頑張ってました。
平原から家屋、そして断崖と舞台は移り変わって楽しいし、プテラノドンが鋭利すぎるのも笑えます。アタワンとかいうミサイルが出てくるのもいい味付けです。なんて当たらなさそうな名前😅
クライマックスではミサイル一発で簡単にやっつけるんじゃなくて、一回避けられるところがいい。クソ映画一歩手前で踏みとどまってますよね。いいキャラしてる脇役も主人公もしっかり活躍させてくれて嬉しいです。
🎬悪役
テロリストだか人身売買組織だか知りませんが、その親玉がずっと付いてきます。その割にほとんど何もせず死にましたね。ちょっと邪魔なだけでガキの遣いレベルです。
死に方も中途半端。いい奴が無駄にグロい死に方をするのに対して、コイツはちょっと巣でツンツンされるだけです。ツンツン。極悪人なのに甘くない?
もっと状況を引っかき回した挙句、ド派手にホルモンを撒き散らして死んで欲しかったかな。
🎬ラスト
地震のせいでティラノサウルスみたいなやつも復活してて笑う。玉乗り仕込もうぜ!
MEG2を見てきたせいなのか、プテラノドンがジェイソン・ステイサムに襲われる映画も見たくなってきましたよ。中国の資本家さん、なんとかなりませんかね。