まったーほるん

怒りの日のまったーほるんのレビュー・感想・評価

怒りの日(1943年製作の映画)
4.4
同じく大学の講義にて。カールドライヤーの中で(見た中で)一番すごかった。伝えたいことやカメラワークは裁かるるジャンヌと通じてたがこの作品はより救われない。冒頭のお婆さんが馬小屋へ逃げるシーンのワンショットが既にかっこよすぎる。なによりアンネ役のトルキル・ロースの変幻自在の演技がすごすぎる。息子を誘惑する妖艶さと夫を怒鳴りつける姿は同じ人間とは思えない。この時代から近親相姦をテーマに投げかけているなんて笑