怒りの日の作品情報・感想・評価

『怒りの日』に投稿された感想・評価

4.1
1,162件のレビュー
このレビューはネタバレを含みます

狂った社会とそれに呼応するかのような個人の関係性 
揺さぶられる信仰
陶酔するような神秘的な映像美と息が詰まるようなリアリズム
ほとんど露悪の域の残酷性(魔女狩りの犠牲にあった老婆の絶叫の恐ろしさ!…

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4.2

恐ろしや魔女裁判。

男たちが、宗教というルールに当てはめて異なるものを排除する理由にしている、と認識していたが、女も加担していたか。
人間全般の排他的な一面が生んだ行為。

アンネは愛し愛されたか…

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5.0

光と影のコントラストがどこまでも美しい画面。
室内の厳格さと密会する屋外の官能的なショットやカメラワークの対比。
愛を知ったあと明らかに可愛くなるリスベット・モビーンにちょっと笑う。
刺繍越しの切り…

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アンネを演じる女性(リスベト・モーヴィン)の時に無垢に見えつつ、夫に挑戦的な眼差しを見せる表情の豊かさが素晴らしい。対して男側は、憔悴していくアプサロンのように弱さが際立っている。
ドライヤーは長ら…

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ジム
4.2

本作のヒロインは現在のホラーアイコン
に影響を与えただろう顔立ちでモノクロ
を退屈に感じさせない映像は、光の表現
が際立っており、世界観との相性も良く
魅力が伝わってくる

物語に登場する人物に純粋…

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H
-
ここに来て初めて観たドライヤー
美しいな、日本語字幕で見たいという気持ちしかない、絶対読み取れてない会話がある

【鑑賞記録】
1943年 デンマーク🇩🇰

17世紀のデンマークが舞台のいわゆる「魔女狩り」を描いた作品

魔女狩りの恐怖とニンゲンの心理のえがきかたもさることながら、モノクロ映画ならではの光と影の…

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奇跡も良かったけど、この映画の終始あるザワザワ感◎
誰も魔女などではない、でも小さなきっかけから魔女にされてしまう(なっていく)

愛する男のためなら無邪気に悪に飲み込まれる主人公、わかるよ
夫の死…

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もの
4.2
大変陰湿だけど同時にあっさりしている。光と影で分からせるのはさすが。

決めつけの魔女裁判をする司祭たちもだけど、画面に映らない群衆もこわい。

火の中に倒れていくシーンが凄かった。「魔女」と「魔女狩り」がどういうものだったのか、すでに答えが出てる感があり、最後アンネが自分を魔女と認めるのも、忌み名をあえて取り込むことで力を手に入れているかの…

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