クルミ

気のいい女たちのクルミのレビュー・感想・評価

気のいい女たち(1960年製作の映画)
4.1
クロード・シャブロル監督は初でした。
また凄い映画に出会えた

人間の美しさと滑稽さの表現の仕方が
上手すぎますよね。
こんなに全部綺麗に詰め込まれている映画はなかなかない気がする。
カメラワークと台詞と、最高だった

女性軽視ということで上映禁止になってたそうですが、それと同じくらい男性の描かれ方もえぐい。全員気持ち悪い。
仕事をして、遊んで、夢を見て、という
みんなの人生を面白おかしく、もしくは注意喚起ともとれるような映画になってる気がした。

一日中暇な電気屋で働くOL4人
オムニバスっぽく「気のいい女」の人生を覗き見。
かと思ったら後半の展開には仰天だったな。

好きなシーンいっぱいあります!
冒頭のナンパ男の面白くない会話、仕事中の暇そうな4人、動物園で動物になっちゃう(?)シーン…
1番怒り狂ったシーンはぶっちぎりでプールです…😠無理すぎ

今の時代じゃつくっても上映出来なさそうな映画で、なんだか胸が熱くなりました。
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