よーぴ

気のいい女たちのよーぴのレビュー・感想・評価

気のいい女たち(1960年製作の映画)
4.6
多分ヌーヴェルバーグの中で一番好き。
出てくる男たちがみんなキモい。そんなキモい男たちに「気の良さ」を求められ続ける女たちは捕食されていく。基本的にユーモアがあって笑えるんだけど、唐突に出てくる悪意がすごく怖い。
女を捕食の対象としてしか観ていない二人組の男の片方の笑い方がキモすぎて最高(最低)だった。あとストーカーの男がレストランではしゃいで頭をぶつけ出すくだりも、あれだけで「ちょっとやっぱこの人おかしくね?」ってなる。ユーモアと悪意のバランス感覚はコーエン兄弟と似てる。
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