カタパルトスープレックス

レポマンのカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

レポマン(1984年製作の映画)
3.2
アレックス・コックス監督のデビュー作であり、パンク映画の最高峰です。あ、パンク映画ってクソ映画しかないんですけどね💦

内容的にはオフビートなSF映画でありパンク映画です。なんじゃそりゃ?って思いますよね。その感想は非常に正しい。

『ディナー・イン・アメリカ』(2021年)を観て「クソ映画だなー」と思い、「そういえば『SLC Punk!!!』(1999年)もクソ映画だったな」と思い返し。じゃあ、パンク映画の最高峰ってなんだよ?と熟考を重ねた上で出てきた結論がこれ。音楽映画は素晴らしい作品が多い。メタル映画もなかなかいい作品が多い。なのに、パンク映画となるとクソ映画ばっかり。

なんというか、ハリー・ディーン・ステイトンとエミリオ・エステヴェスの無駄遣い。ひたすらダラダラしたレポマン(自動車を回収する業者)の話が続く。冒頭で出てきた宇宙人をトランクに入れた車はしばらく忘れ去られる。そして、レポマンたちと宇宙人が遭遇して……という話。最後はめためた。

ちなみに、この映画のサントラは素晴らしいです。名盤と言ってもいい。しかし、肝心な映画はグダグダ。それが良さでもあるんですけどね。