ルカ・グァダニーノ監督によるプロテニスを題材とした人間ドラマです。過去作品は題材に響かず、今回初の監督作品鑑賞です。
テーマは「生きる活力としての闘争心」だと受け取りました。これまでラケットでボール>>続きを読む
土着信仰を題材としたジャパニーズホラー。ナ・ホンジンとか『ミッド・サマー』を和風にアレンジしようとしたんだと思う。
まず、主役の古川琴音を除いて、全部大根役者。わざとなの?あえての大根?
ストーリ>>続きを読む
1969年のイタリアのモンド映画。
最初は脈略のない変な映画だなあと思ったけど、オチで納得。観客を困惑させつつゴールに一直線で進む。そういう手法はアリだと思う。ただ、そこが当時のモンド映画ブームに乗>>続きを読む
入江悠監督による社会派ドラマ作品です。
「SRサイタマノラッパー」シリーズは好きなのですが、その他の入江悠監督作品はイマイチな印象でした。今回は社会の底辺から抜けることの困難さを描いた作品で、テーマ>>続きを読む
アメリカの低予算ダークファンタジー作品です。ローバジェットなデル・トロって感じ。
不仲の両親が言い争いの中、事故で昏睡状態になった少女エマの夢の中の話。小さなかわいい女の子が主人公なので過激な描写は>>続きを読む
ジョージ・ミラー監督による「マッド・マックス」シリーズ最新作で初のスピンオフ。前作に登場したフュリオサが主人公。IMAXで鑑賞。
「マッド・マックス」シリーズの本当の主人公って「狂気」だと思ってます>>続きを読む
アルベルト・バスケス監督によるスペインの反戦アニメな創世記。『スポンジ・ボブ』とか『ハッピーツリーフレンズ』とか『パワーパフガールズ』のような可愛さと辛辣さが同居した作風。ちょっとだけジブリのオマージ>>続きを読む
寡作なリチャード・カーティス監督による時間をテーマにしたSFドラマです。
一般的な評価は高いのですがハートフルな映画が苦手なボクはずっと敬遠していました。内容も知らなかったし、ジャケだけみて自分向き>>続きを読む
浅野いにお原作漫画の劇場アニメ化作品です。前章がとてもよかったので、期待しての後章。原作未読。
ボクは基本的には一本で完結しない映画作品は評価しません。なので、本作は例外中の例外と言ってもいいです。>>続きを読む
一言で言えばDC版のアイアンマンであり、スパイダーマン。興行的にはコケちゃったけど、エンターテインメント作品としては及第点。悪くない。ヒーローものが好きなら観る価値あり。
これまでのヒーロー物の要素>>続きを読む
ジョナサン・グレイザー監督によるアウシュビッツを題材とした映画です。アウシュビッツ強制収容所の隣に住んでいた所長一家の話。
ホロコーストと普通の人々を描いた作品としてはNetflixで配信されている>>続きを読む
マイク・リー監督の初期作品でテレビ映画。若き日のティム・ロスとゲイリー・オールドマンがみれる。
サッチャー政権下の新自由主義における労働者階級の怒りを描いたという意味ではケン・ローチ監督に通じる。ア>>続きを読む
ホン・サンス監督がキム・ミニと出合い作風が変わった三作目。
作風が変わった第一作目の『あなた自身とあなたのこと』(2016年)で以前の作家性はそのままでの視点を男から女に変えることにより、大きな変化>>続きを読む
人の暗部を刳る吉田恵輔監督が少女誘拐事件、偏向報道とネットリンチを題材にしたドラマ作品です。
まず、石原さとみの演技がすごい。『正欲』のガッキーのオーラを消す演技もすごかったですが、同じくらいすごい>>続きを読む
白石和彌監督による清々しい時代劇。原作は未読。
正直に言えば白石和彌監督作品にハマったことがない。「孤狼の血」シリーズも『凪待ち』も『死刑に至る病』も。個人的には狙いすぎて空回りの印象。ところが、本>>続きを読む
ホン・サンス監督がキム・ミニと出合い作風が変わった二作目。
前作『あなた自身とあなたのこと』(2016年)で以前の作家性はそのままでの視点を男から女に変えることにより、大きな変化を遂げました。本作も>>続きを読む
ホン・サンス監督がキム・ミニと出合い作風が変わったとされる最初の作品。
確かに変わった。すごく変わった。
以前のホン・サンス監督作品の特徴は前半後半二部構成、ズームの多様、グダグダ男のダメな男女関>>続きを読む
ニナ・メンケス監督によるハリウッドのジェンダー差別の仕組み解説。TEDトークの劇場版の趣き。
すごく納得できることがたくさんあった。映画における性差別、職場における性差別、レイプ被害は全てつながって>>続きを読む
ヨーロッパの難民問題を扱った作品です。同じテーマを扱った作品に『ミッドナイト・トラベラー』(2019年)がありますが、あちらはドキュメンタリー。こちらはドラマ作品となります。
『ミッドナイト・トラベ>>続きを読む
ホン・サンス監督が公私ともにパートナーとなるキム・ミニと出会った作品。
今回もホン・サンス監督の作家性がよく表れている。前半後半二部構成、ズームの多様、グダグダ男のダメな男女関係。たまたまそういう作>>続きを読む
ホン・サンス監督のまあまあ初期の作品ですが、すでに作家性が確立されているのはさすが。倫理観の低いダメな男のグダグダ話(ほめてる)。コメディーと言えなくもない。
ボクもホン・サンス監督作品をたくさん観>>続きを読む
タリバンから死刑宣告を受けた映画監督が家族とともにアフガニスタンからヨーロッパまで逃亡する話。
アフガニスタンの人がヨーロッパに逃げたとしても、そこが本当に安住の地なのかはわからない。『ビヨンド・ユ>>続きを読む
アルゼンチンのデミアン・ラグナ監督によるホラー作品です。スプラッタでゴスなエクソシスト系。
だいぶホラー耐性が付いたと思ってましたが、甘かった。くるぞ、くるぞ!とわかっているのに「ヒィ!」となってし>>続きを読む
19世紀後半のデンマーク領だったアイスランドを舞台としたフリーヌル・パルマソン監督作品。
テーマは「不寛容」だと受け取りました。それは自然の不寛容でもあり、人間の不寛容でもあります。主人公はアイスラ>>続きを読む
「スパイ・ユニバース」の作品で「タイガー」シリーズの第三作目。
前作『タイガー甦る伝説のスパイ』でタイガー(サルマーン・カーン)とゾヤ(カトリーナ・カイフ)の元祖スパイファミリーを通じて敵対するイン>>続きを読む
「スパイ・ユニバース」の作品で「タイガー」シリーズの第二作目。インドとパキスタン共闘の章。邦題『タイガー甦る伝説のスパイ』。BS12で放送。ありがたや。
前作『タイガー伝説のスパイ』でタイガー(サル>>続きを読む
「スパイ・ユニバース」の作品で「タイガー」シリーズの第一作目。タイガー(サルマーン・カーン)とゾヤ(カトリーナ・カイフ)のコンビ誕生の章。
『パターン』から「スパイ・ユニバース」に入ったボクはタイガ>>続きを読む
小路紘史監督のノワール作品です。「優しい殺し屋」ならぬ「優しい解体屋」の話。どことなく『レオン』を思い起こさせる。日本でもこんな作品が作れるんだとうれしい驚き。
まず、一番印象に残っていること。ロケ>>続きを読む
山田太一の小説をアンドリュー・ヘイ監督が映画化した作品です。原作は未読で、大林信彦監督が先に映画化した『異人たちの夏』も未見(1988年)。ファンタジーであり、ドラマであり、ホラーであり。個人的にはい>>続きを読む
「モンスター・ヴァース」シリーズの最新作。今回も前作に引き続きアダム・ウィンガード監督がメガホンを取る。
前作のラスボスがインパクトありすぎて、超えるの大変じゃない?と思っていましたが杞憂でした。違>>続きを読む
ギャヴィン・オコナー監督の得意なスポーツドラマです。1980年の冬季オリンピックで当時最強のソ連アイスホッケーチームを破ったアメリカの『氷上の奇跡』を題材にしています。
時代背景としてはニクソンから>>続きを読む
ギャヴィン・オコナー監督のサスペンス・アクション作品です。タイプは違いますが『ウォーリアー』(2011年)にも通じる複雑なキャラクター造形がすぐれた作品です。
主人公クリスチャン・ウルフ(ベン・アフ>>続きを読む
傑作SF映画『第9地区』を作ったニール・ブロンカンプ監督がゲーマーからレーシングドライバーに転身したヤン・マーデンボロー(アーチー・マデクウィ)を題材にして作ったレース映画です。
めっちゃ薄口の映画>>続きを読む
秋★枝の同名漫画を小林啓一監督が映画化した作品です。原作漫画は未読。哲学系恋愛ドラマ。
小林啓一監督は『殺さない彼と死なない彼女』(2017年)が全然ダメでハマれなかったため、期待値はかなり下げて鑑>>続きを読む
ギャヴィン・オコナー監督の総合格闘技を背景とした家族映画です。
パディ(ニック・ノルティ)は自らの酒乱が原因で家族がバラバラになっていた。長男のブレンダン(ジョエル・エドガートン)は結婚して子供もい>>続きを読む
めっちゃ薄っすいガイ・リッチー監督作品。これまでの過去作品の「出涸らし」みたいな感じ。スパイ映画なのになんの波乱もない。
少し褒める部分を探すと……ヒュー・グラントは味があってよかったかな。あと、オ>>続きを読む