"レポマン"はローン未払いの車を無理矢理回収する取り立て屋。地元のヤンキーのオットーは些細なきっかけでレポマンに就職することになります。
とにかく先輩レポマン達のキャラが濃すぎる。注意深く観ていると社会情勢のことだったり、パンクキッズへのメッセージなどの演出も。サイケデリックな音楽がこの映画に独特の虚しい空気感を与えています。
この映画は「キッスで殺せ!」を下地にした作品だそうです。そして「ニューヨーク1997」、「ゼイリブ」にも通じる退廃したあの雰囲気がたまらない。「未知との遭遇」を感じさせるようなラストも素敵。
演出やセリフが入ってこない部分もあるのですが笑、時代を感じさせるような荒さの残る特殊効果や設定がなんだか愛らしいです。