この映画で既にウェスアンダーソン作品特有の演出が確立されてる。
所属クラブの紹介シーンは「これぞウェスアンダーソン作品」って感じでワクワクさせられる。使われている音楽もオシャレでカッコいい。
キャラクターも魅力的で行動力めちゃくちゃあるんだけれど失敗して成長してゆくのマックスは愛しさあるし、ビルマーレイのキャラクター含めそれ以外の人物も一癖二癖あるキャラクターに仕上がっている。
好きな人を友人にとられるというのは結構ドロドロとした展開になると思うんだけど、マックスとブルームの攻防があまりにも子供の喧嘩っぽくて笑ってしまう。
最後の劇では多幸感に溢れていてクセのある映画なんだけれど見終わった後は幸せな気持ちになっている。