映画制作の課外活動に没頭する高校生マックスの世界は常人には理解できない。
勉強そっちのけで創作に取り組む心が純粋な彼は失恋や友達との喧嘩を通して高校生の人生を全うする。
ウェスアンダーソン監督自身の半生を描いた本作は自伝映画に近く、それでいて理解が難しく感じた。(彼自身自分はおかしいと言っているのでそれで当然なのかも。。笑)
「映画」を通して観る側を癒し、作り手自身の心にも癒しを与える展開は暖かかったです。
「アステロイド・シティ」や「グランドブダペスト・ホテル」等に通ずる彼の画作りを確立させ自身を描く言わば本作は彼の分岐点に思えた。