ぺっこり180度

天才マックスの世界のぺっこり180度のレビュー・感想・評価

天才マックスの世界(1998年製作の映画)
2.9
色合いや音楽や、場面転換や
この映画の持つ映画としてのあれこれは好きなのに
主人公を好きになれなかったため撃沈。

主人公マックスが私にはどうしても15歳に見えず。
物語最初の方のシーンで
「なんで中学生の中に中年男性がひとり混じってるんだろう?」
とわけわからなくなり、
しばらく見進めて物語の中で「15歳」と明言されたけど
きっとそれはマックスの虚言癖及び妄想のせいで
実際は30歳くらいなんだろうな。と思いながら
1時間ぐらい過ぎてしまった。
(ので、そこで一度停止してもう一度最初から見た…)

マックスを子どもと認識できなかったせいか
彼の行動のひとつひとつがしっくりこず
特に先生に対する行動はストーカーのようで嫌悪感。
あといくら子どもとはいえ、
あんなに自己中心的な態度の人に
あんなに人望があるのはかなり嘘くさくない?
コメディだからこそ
そういう人間の機微みたいのにこだわりたくなる。

お友達のダークくんはいい味出してた。
どうでもいいけどビル・マーレイ氏って刺青あるのねと気づいた作品。