男性社会と争う姿勢を貫いているアマゾネス軍団が、男だけの島で暮らしている住民から異文化交流を求められる。テレンス・ヤング監督「アマゾネス」の世界観をベースにしている、亜流作品の一編。香港＆台湾合作。

舞台となるアマゾネス軍団の領地が、まるで女だけのカルト教団のようになっており、ハッピーに彩られているところが面白い。細身の姉さんが一所懸命に鍛錬して、雑技団が披露パーティを催す。もはや絵面がスゴイことになっている。

登場するキャラクターは、男性との接触に葛藤する女王、平和的解決を望んでいる女王の妹、100年生き永らえている神官など。女体のラインを浮き上がらせたコスチュームに身を包んでいるため、ひたすら眼福にあずかることができる。

全体的に艶笑コメディの側面が目立っており、ギャグ要員の男が去勢されるシーン、子どもの種だけ抜き取られるシーンなどが、ベロベロバー的に描かれる。海賊を絡ませたアクションもデタラメ感満点であり、エロエンタメとして完成されている。