もうインテリアとして、
部屋でずっと流しておきたくなるぐらいの
圧倒的な映像と音楽と世界観。
これぞ日本が生み出した、
サイバーパンクの金字塔。
少佐がギリギリまで登場しないし、
バトーが主人公という変化球に見せて、
攻殻機動隊と押井守の大傑作。
ビジュアルや音楽だけでなく、
常に繰り広げられる哲学的な会話劇も
また良くて都度都度立ち止まって考えさせられるシナリオ。
古今東西様々な哲学や宗教的、
価値観を織り交ぜて会話自体が、
サイバーパンクで多民族で、
今昔清濁がリミックスされている、
攻殻機動隊の世界観を表現している。
そしてちゃんと忘れていない、
迫力のアクションシーンも
しっかりと描かれている。
少佐は完全に意識の世界の住人なのに、
いざという時に本当に頼りになる。
圧巻の完成度を誇る押井守の傑作。