イノセンスのGKのレビュー・感想・評価

押井守監督の作風で、かつ劇中の人物が外部記憶装置に頼っていて引用が多いのもあり、とっても哲学的。

のように思えるが、そんなことはない。押井守監督はこう説明している。

Ｑ：イノセンスのバトーさん暗くないですか？
Ａ：フラれてイジけてるだけです。そう言う恋愛映画です。

まさにそのとおり。ハードボイルドに見えて、いじけてるだけなバトーさんの可愛さ。

そう見ると、理解不能だったイノセンスが、シンプルで味わい深い作品に見えてきます。