『ブラック・コブラ・ウーマン』。
ジョー・ダマト監督とラウラ・ジェムサーとのコンビで、“ラスト・エマニュエル”のサブタイトルが付いているものの、「黒いエマニエル」シリーズでは無い一品。
ナイトクラブでヘビと踊るダンサーであるヒロインが、飛行機で知り合った色男の兄で、ヘビは好きだけど人間とは上手くやれない中年の大富豪に見染められて囲われるのだが・・・というお話。
後半、いきなりサスペンス(?)になる。
大富豪の兄の・・・美人だし、ヘビ好きを理解してくれる仲間💕と好意を持って囲むけど、特に手を出す訳でも無く、ペットの様にエサ(お金)をあげて愛玩する・・・辺りにキモいけど、限りなく同情している自分がいる。
それはともかく、小説版『エマニエル夫人』の電動マッサージ機を使ったマッサージ屋のシーンを再現していて笑った。
アレを再現した『続エマニエル夫人』のシーンでマッサージ師を演じたのがラウラ・ジェムサーさん。
それとヘビは本物を使っていて、撮影は大変だったのでは?
しかし、キズだらけのフィルムの向こうに、ヘビダンスがカットバクされる中、映し出されるボンヤリとしたストーリー、はんなりエロ、そして気だるい音楽が展開するこの作品、バーのモニターに流れているのを酒を片手に横目で観たら最高なのでは?
姿勢を正して素面で鑑賞したけど。