フローリア

テナント/恐怖を借りた男のフローリアのレビュー・感想・評価

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)
4.0
反撥の精神状態とローズマリーの赤ちゃんの不穏な空気をMIXさせてポランスキー主演で撮り直した様な映画。
主人公がポランスキーそのものに思えてくる。
21歳くらいのイザベルアジャーニがめちゃくちゃきれい。
肌や歯の質感がなめらかで人間じゃないみたい。
でも奇妙な雰囲気。映画館のシーンは笑っちゃった。
ポランスキーの女装の技術がそこそこあるのも笑う。
あんな風に取り憑かれた様な、変な世界に迷い込んだ様な気分になる事があるけど、それを描くのはすごく難しいと思う。
ポランスキーは気が触れていく様を画で表現するのが上手。
でも反撥の方が成功している気がする。
主人公の男の仕事とか背景がいまいち謎でほぼ省かれてたせいかも。
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