テナント/恐怖を借りた男の作品情報・感想・評価

テナント/恐怖を借りた男1976年製作の映画)

THE TENANT

製作国:

上映時間:126分

3.7

あらすじ

ポーランド人のトレルコフスキーは、パリのアパートの一室を借りた。前に住んでいた女性シモーヌは、この部屋から飛び降り自殺を図ったという。壁の穴に押し込まれていた1本の前歯。部屋に残されていた女性のドレスと化粧道具。煙草の銘柄や飲物の好みの変化……。やがて彼は周囲の人々によって自分がシモーヌに変えられていく事を感じ始める。被害妄想は次第に膨れ上がり、ある夜、その妄想は現実と化す……。

「テナント/恐怖を借りた男」に投稿された感想・評価

エイジ

エイジの感想・評価

3.6
ポランスキーの変態ぶりが、地で行ってる感じで面白い(笑)

妄想変態男。

流石ポランスキーだ👍

曖昧な終わりかたが乙
これもミステリーゾーン的と言える。
たむ

たむの感想・評価

3.5
ロマン・ポランスキー監督の映画は、ほとんど狂っているか、狂っていくかという映画です。
本作はポランスキー監督主演脚本となっており、完全に狂っていく過程の物語です。
『反発』を彷彿とさせながら、花の都、パリのダークサイドに陥っていきます。
狂わされるのは周りからですが、狂っていくのは自分自身なのが何より恐ろしいです。
翔一

翔一の感想・評価

3.0
他人がおかしいのか自分がおかしいのかわからなくなる時の、あのイヤーな気分をひしひしと感じ取れます
吉田

吉田の感想・評価

4.4
シネフィルも思わず笑顔になってしまうショットの連続に終始唸っていたが観終わった後に撮影がスヴェン・ニクヴィストだと知り合点した。
特筆すべきは映画館でヒロインと「燃えよドラゴン」を観ながら股間を弄り胸を揉みしだくシーンだろう。ブルース・リーがヌンチャクを振り回し、そして股間を弄る。荒唐無稽さがブニュエルっぽいと思ったり、しかしサスペンスは成立しているので何が何だか...。
監督、脚本、主演ロマン・ポランスキー

空き部屋を探している主人公の男
賃貸契約にこぎつけた部屋はその窓から投身自殺を図り瀕死の状態の女が住んでいた所だった。
女の生活感残したままの部屋、アパート住民からの干渉、窓越しに見える奇妙な光景、次第に男は病んでいく
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主人公トレコフスキーって苗字…
フランス国籍ありますと言ってもこの苗字なだけで窮屈らしい…
そのせいかまず、男の物腰低い姿勢に驚いた。
管理人の無愛想なおばはんがこちらに気付いてなくても会釈して通るなど、すごく日本人ぽい。

1つ1つ起こる出来事がいちいち不気味。
(中でも女が生前通っていたカフェのルーティーンに自然と?沿っていく運びがイイ✨始まりを予感させる)
ジワジワ侵食されていく感じを丁寧に描いていて素晴らしい

気になるのは男が最初の段階で女が遺したワンピースに目が止まっていた事。そもそもそっちの気があったのか(笑)部屋を借りる前から男自身崩壊寸前だったのか、何かの力か…

面白い演出盛り沢山だしリピしたくなる空気持ってる。DVD欲しい

イザベル・アジャーニ😍

2018 5 レンタル
主人公があるアパートの一室を借りた 隣人達はやたら物音に敏感で苦情を言い立ててくる 次第にそのプレッシャーで精神を病んでいく主人公 ラストシーンへと向かって行く彼の心のマイナスへの加速度が凄いです まぁ彼が曰く付き部屋なんか借りるからですが···
ロマン・ポランスキー監督自らが怪演する変わったスリラー。
撮影監督は、スヴェン・ニクヴィスト。
『燃えよドラゴン』を観て欲情するイザベル・アジャーニは、あまり綺麗に撮られていない。

物語は、フランス国籍のポーランド人の独身男=トレルコフスキー(ロマン・ポランスキー)は、アパートを探していたが、事故物件(前住人の女性は投身自殺)の部屋を借りる。
近隣住民が変人だらけ、前歯が壁穴から出てくる部屋、入居後から様々な幻覚を見て、強迫観念を抱き始める男。
残された前住人の女性服を着て化粧したトレルコフスキーは、女用かつらを購入したりして、ますます変になっていく。
そして………。
終わり方が不思議な映画であった。

しかし、観終わって面白かったか、と問われると、さほどではない感じ。
osaka

osakaの感想・評価

5.0
すごい。大傑作
自分の中のトルコフスキーをマイナスのベクトルに逆噴射してくれるほどの負の力のある映画。響く人にはメチャメチャ響く映画です
映画館でのシーン、流れてるのは燃えよドラゴンの地下の格闘シーン、イザベラは映像のリーに興奮して欲情します✨またまた当時リーがどれだけ西洋人を魅了していたかがわかります✨このシーンみるだけでも価値があります✨
TSUTAYA88円、ものの価値がおかしく思えてなりません。
名監督、ポランスキーが実に巧みに妄想に絡め取られる男を演じている、ブラックコメディとも思えるスリラー映画。

本作は1976年制作ということで、【チャイナタウン】と【テス】の間に制作されたようだ。

淫行容疑で逮捕・有罪とされたのは本作を撮った後の77年とのことなので、彼にとっては微妙な時期の作品なのかもしれない。

アパートを探していたトレルコフスキー(ロマン・ポランスキー)が、最近水道は通ったけれど共同便所で、しかもつい最近自殺者が出た部屋を少々高めの値段設定に譲歩してでも借りようとする動機が良く解らない。

いかにも小心者でお人好しそうな主人公が
巻き込まれる隣人トラブルは、現代でもそのまま当てはまる『不寛容『』が原因であるのだろう。

自意識過剰から被害妄想へと至った主人公が、自ら進んで破滅へと向かっていく…。

イザベル・アジャーニの扱いが小さかったのは意外だったが、価値観が反転する様をじっくりゆっくり魅せる、ポランスキーらしい心理サスペンスだった。
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