Miki

恋のドッグファイトのMikiのレビュー・感想・評価

恋のドッグファイト(1991年製作の映画)
3.2
 リヴァーフェニックスが見たくて鑑賞。スタイル良すぎでした。60年代が舞台で背後に戦争があるの恋愛青春映画でありながら少し重めでした。
 利己的な戦争であるベトナム戦争に翻弄された若者たちの姿だったのかなと思いました。作品として面白くないわけじゃないけど…
 それにしてもフェミニズムのフの字もないセリフばかりで、家父長制度全盛期の洗礼を浴びました。令和に生まれてよかったなぁと思いました。 ローズの住所が書かれた紙を破ったのは俺は今から戦いに行くんだ、恋愛なんて考えられないという決意表明だったのか知らんけど、意味不明すぎて憤りを感じました。どういう展開? 手紙の1つも寄越さないで会いに来て何様ですか? ハッピーエンドってことになってるけどそれで良いのか?ローズはハグされてそれで許すのか。どんな「幸福の黄色いハンカチ」だよ。
 これが60年代制作の作品なら許容だけど90年代制作だからもう少し工夫できたと思うし、圧倒的に何かが足りないと思いました。
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