Mikiさんの映画レビュー・感想・評価

Miki

Miki

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.4

綾野剛のファンなので鑑賞。面白かったです。特に木村佳乃の演技が圧巻。ただ他のレビューにもあるように脚本が薄いかも。つまらない訳じゃなくてほんとに薄いだけ。自分が千数百円払って劇場まで見に行って、これだ>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

ここもまた鈴木亮平。凶暴な上林を演じ、覚醒した日岡に対峙するなら彼しかいないかもしれない。すっかり暴対らしくなった日岡の姿に痺れた。新たな抗争の種、S、県警とよく練られた見応えのあるストーリーだった。>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

えー!名作なんですけど!超面白かったんですけど!大興奮!バイオレンスな描写もさることながら、警察とヤクザの絶妙なパワーゲームに巻き込まれていく、新人日岡。読めない展開が面白すぎる。全てを理解した上で日>>続きを読む

20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

3.6

子供の頃金ローで見て以来トラウマでしたが、邦画への興味が湧いてきたこのタイミングで見直してみました。面白い、間違いない。子供の頃に書いた落書きが実現していき、テロリスト扱いされる設定がおもろくないわけ>>続きを読む

ロスバンド(2018年製作の映画)

3.6

見たかった作品がようやく配信に来た!いい時代になった。Hulu大感謝。音楽的な要素での感動よりそして迷える子供たちの絆が見どころ。子どもならでは怖いもの知らずな感じと無計画さが良い。「バンドやろうよ」>>続きを読む

クローズZERO II(2009年製作の映画)

3.5

綾野剛をみるために鑑賞。前作ともに普通に面白くて好印象。綾野剛演じる漆原凌は無骨なヤンキーの集まりの中で日傘に長髪姿(美しすぎる)が異質でありながら、良いアクセントになっていたと思います。ストーリーと>>続きを読む

クローズZERO(2007年製作の映画)

3.4

原作クローズ(花道が主人公)の一年前を描くスピンオフシリーズ。原作未読。演技も映像も普通に良くて、キャラも立っていて面白かったです。この辺りはもうオグシュンの時代って感じで無双。(もう誰もオグシュンと>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.7

昭和の静かな夏が心地よく描かれていると同時に、二人の微妙な心情までしっかり描けている作品だと思います。良作!
仲たがいしたあたりからからどちらかが転校するとは思ったが、それで夏の間だけ友達だった竹ちゃ
>>続きを読む

シュアリー・サムデイ(2010年製作の映画)

3.6

なんといっても綾野剛の透明感が!私を邦画に引き戻してくれてありがとう、剛さん。陽気な奴らの何気ない行動がマイナスに連鎖していく様子は、なんとなく「ロック、ストック&トゥースモーキング・バレルズ」っぽい>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.4

最初のユマサーマンの印象がすごく残りました。高慢ちきな女と言う表現がぴったり合いそうな感じでした。個人的にはそこがピークで後はもう面白くなかったなぁ。最後で全部伏線が回収されていく流れはよかったです。>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.6

カ!以来、綾野剛に首ったけです。その容姿からこういう役が似合うのは分かるけど、それにしても良かったです。老けメイクだけ微妙な気がするが目をつぶろう。
作品としては本質を見失った捜査と、検挙率だけにとら
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

演劇制作の裏側と本編が巧妙に入り組んだつくりはさすが。相変わらず彼らしい作画とそのこだわりに魅了された。工事中止になった高速道路がつぼです。信じられないくらいに豪華なキャストで贈る茶番劇。評価は伸び悩>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.7

何より、マイルズ役のフィルディア君をまた見れて幸せだ。「シングストリート」時のインタビューでは俳優を続けるか未定とのことだったので、歓喜!応援します!
作品としても面白かったです。健常者がマイノリティ
>>続きを読む

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.4

二回目の鑑賞。20年前は哀ちゃんも光彦も園子もタンクトップ着がち、最近ではめっきり見ないけど。作中のファッションから時代を感じる。公衆電話も使わないし。これも記憶喪失中に 蘭ちゃんがコナン=新一だと知>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.7

ずっと追ってきているファンにとっては楽しい全員集合感。ファンを喜ばせるね~。前回のキッド映画の「業火の向日葵」はおもんなかったから配信まで待つつもりでしたが、でも前作「黒鉄のサブマリン」は面白かったの>>続きを読む

名探偵コナン vs. 怪盗キッド(2024年製作の映画)

3.4

注目すべきEPはほかにもある気はしたが、よくまとまっていたので100万ドル見る前の復讐にはちょうどいい。昔の絵柄の黒羽快斗好きだなあ。キッドもいいんだけど、やっぱり、vs.ルパンが良すぎて、もう一回や>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ベルツリーで死んだことになっているのに老若認証のせいで誘拐される哀ちゃん。救出するコナン。最後はシェリーの偽装工作により老若認証が欠陥だということになって疑いは晴れたかな…。まずこのパシフィックVとか>>続きを読む

名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.4

コナン映画祭り開催中。見たことあったEP。見どころは新一ママとベルモットの対峙。ゆきこさんのすっとぼけ演技がいい。ベルモットって哀ちゃんは消したいけど、時々コナン君を救ってくれたり、何を考えているんで>>続きを読む

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.6

初北野。ボクシングって殴り合ってるだけなのに、人生を語らせることができるスポーツだよなあと思った。さらっと描かれる若さと挫折。環境のせいにしたくはないが、人間は環境の奴隷。まーちゃんもしんじも次はうま>>続きを読む

アメリカン・サマー・ストーリー アメリカン・パイ2(2001年製作の映画)

3.5

お笑いでいうところの天丼な展開の続編でした。面白かったけど、エポックメイキングな前作と比べると平凡なコメディになっちゃったかな。主人公たちの成長を感じつつも、共感性周知がすごいんだから。

ステップフォード・ワイフ(2004年製作の映画)

3.5

しわが一つもないニコールキッドマンが美しすぎる。そしてショートカットがまた最高に似合っていてずっと見ていられる。 マシューはすっかりおじさんな感じ。 内容は限りなく「Don't Worry Darli>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

この作品の面白さが分かる自分に感動した。見るまでは面白がれるか不安だったけど、最初の10分見て面白いと確信できました。フランス映画にも近いような良い退屈。それでいて、あっと驚く展開。もうくぎ付け。そし>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5

この作品をほめたたえること自体もまたアイロニーなのでしょうか。また一つ根深いアメリカの人種というか文化問題を知る。作品のメッセージ性はもちろん、何とも皮肉的な展開が面白かったです。

あなたの、私のクリスマス?2(2023年製作の映画)

3.2

なぜ、続編が作られたのか。前作はたいして面白くなかったし、人気もそんなにあったのかな?と思いつつ視聴。やっぱり、微妙でした。特に、社会的地位の差がある二人のラブコメにしてはそれに対する言及が少ないし、>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.4

私かと思った。出先で萎えて、心折れて帰ってくるみたいな、心当たりがありすぎる。「肉は食べたくないの。かわいそうで良心が痛むから」と一言で済むところを永遠とまどろっこしい言い方で、さも、私は繊細でスペシ>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.5

加工食品は100害あって一利なしかもね。野菜とフルーツを食べようって気持ちになった。社会人になってから無性にマックが食べたいことが多くて週1くらいで食べてたけど、やめようかなって思った。マックから得ら>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.7

3時間の大作。物語が詰まっているので飽きずに最後まで見れました。マーゴットロビー演じるネリーラロイがいいのなんのって。熱気がすごくて、その興奮は「ウルフオブウォールストリート」以来。良作には間違いない>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

Netflixの大PRに負け鑑賞。鈴木亮平が好きだと思ったことは一度もなかったが、これはかっこいいかも。原作は全く存じ上げないが、キャラクターや作品のエッセンスをよく抽出できているんじゃないかと思った>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

穏やかで心温まるけど、それだけじゃない現実の厳しさがひとさじ。それが若干作品に不穏な感じを出していて、絶妙なバランス。ただ感覚むき出しで大人になると、傷もそのままもろに受けるから、擬態の方法を教えてあ>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

斎藤潤が発掘されただけも評価に値する今作。さらに面白い。関西弁が爆発する、お守り投げつけシーンは非常によかったです。私も成田狂児とともに岡聡実の爆発にあっけにとられました。終わり方からして続編を期待し>>続きを読む

チェッカーズ 1987 GO TOUR at 中野サンプラザ デジタルレストア版(2024年製作の映画)

4.5

グループ解散後に生まれた私とチェッカーズの出会いは23年夏、YouTubeにて。洋楽とkpopしか聞かない私へサジェストされた91年武道館公演、アンコールでの「星屑のステージ」。メンバーもファンもドレ>>続きを読む

ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

3.4

ジェリーは幸せ者です。ペットと会話はできるし、気分も上々。幸せなのに、そんな自分は“普通”じゃないらしい。そんなどこかずれたジェリーは罪の意識がないハッピーサイコ。精神疾患って感じが妙にリアルでした。>>続きを読む

ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

3.3

面白かったかと言われると微妙。前半の不穏な雰囲気を出し方は良かったけど、後半の生き返る展開は定番。特にひねったところはなくて意外と普通でした。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

こんなに楽しいのに、心の底からは楽しめていない自分がいて。娘を愛しているのに死にたいと思う自分がいて。そんなちぐはぐな自分が嫌になってくる。エンドロール後、爆泣き。視聴者にゆだねすぎは確かにその通りか>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

これはホラー。バリーコーガン演じるオリバーがサイコパスだけど、ぼろが出ちゃうあたりが人間味があるし、誰しもフィリックスのような陽キャには惹かれるし、オリバーに共感できてしまうのが嫌。そんなところで気持>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.6

映画を見るようになって、割と初期にオリジナルのエスターを見て、度肝を抜かすほど怖かった記憶があり、見るのを渋っていましたが、ようやく見ました。物語がしっかりつながっていて、前日譚として満足のいく出来だ>>続きを読む